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眉毛育毛剤でキレイな自眉毛に!眉毛美容液の選び方や使い方の注意点

    いまやすっかり定番となった「まつげ美容液」。でも「眉毛」の美容液もあるって知っていましたか?抜きすぎて眉毛が生えてこなくなった、元々まゆげが細くて薄い…眉毛美容液は、そんな人達から注目されている存在なんです。ここでは眉毛美容液と眉毛育毛剤の違いや選び方のポイント、眉毛美容液の使い方の注意点等についてご紹介していきます。

    眉毛美容液/眉毛育毛剤とは?違いがあるの?

    眉毛美容液/眉毛育毛剤とは、その名の通り「健康な眉毛にする」ということを目的とした製品です。ただ「美容液」と「育毛剤」では成分内容や目的に微妙に違いが出てきます。

    眉毛育毛剤

    眉毛育毛剤は、眉毛の脱毛を防止する、発毛・育毛を促すことを目的とした医薬品・医薬部外品です。医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)によって定められた成分内容・配合量等を含んだ製品で、簡単にいえば「くすり」の一種ということになります。より強い成分・配合量が含まれているので発毛促進効果等が期待できますが、その分だけ副作用等の心配も高くなります。

    厚生労働省:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)

    【眉毛育毛剤に配合される成分の例】

    • メチルテストステロン:眉毛を生やすために必要な「男性ホルモン」として働く成分です。皮膚に塗布をして吸収されることで毛母細胞に対して働きかけ、発毛を促します。メチルテストステロンは、医薬品(育毛剤)にしか配合することができません。
    • キャピシル:アミノ酸の一種である「アセチルテトラペプチド3」に自然素材から抽出した「アカツメクサエキス」を配合し、生成した成分です。体毛の成長を促す効果は高いとされ、AGA(薄毛)対策等にも用いられています。

    ●眉毛育毛剤のメリット

    1)短期間での発毛・育毛効果が期待できる
    医薬品である眉毛育毛剤には、眉毛の発毛にかかわる男性ホルモンを含んだ成分が配合されることがほとんどです。発毛に関わるホルモンに直接的に働きかけることから、比較的短期間での結果が得られることが期待できます。

    2)メーカーに信頼感がある
    医薬品・医薬部外品である眉毛育毛剤は、厚生労働省および各自治体の許可・承認を得ないと製造・販売を行うことができません。品目ごとに厚生労働大臣の承認を得て制作が行われているため、製品についての信頼度は高いものとなります。

    ●眉毛育毛剤のデメリット

    1)体毛が濃くなる可能性がある
    男性ホルモンは眉毛だけでなく、顔の体毛(うぶ毛やヒゲ)を濃くしてしまうことがあります。また体質等によっては、ホルモンの変化によってその他の体毛(腕・足の毛、脇毛等)に変化が見られるというケースも。「眉毛以外の毛は濃い」という方の場合、その他の体毛が目立ちやすくなる可能性も考えられます。

    2)薄毛が促進する可能性がある
    男性ホルモンの作用が促進されると、女性ホルモン(エストロゲン等)が担当する「髪の毛」の生成が鈍くなることがあります。男性ホルモン促進成分(メチルテストステロン等)が配合された眉毛育毛剤の場合、髪のボリュームが落ちる・薄毛になりやすくなるといった可能性も考慮しておいた方が良いでしょう。

    3)使用ができない人がいる
    医薬品(薬)である眉毛育毛剤は、以下のような人は使用できません。

    ・15才以下の人
    ・妊娠中・授乳中の人
    ・その他、内服薬・外用薬等で病気治療中の人

    この他、医薬品によるアレルギーがある、敏感肌であるといった場合には、購入前に医師・薬剤師によく相談をしておいた方が安心です。

    4)購入に手間がかかる
    医薬品(第一類医薬品等)に分類される眉毛育毛剤の場合、購入は薬剤師の在籍する薬局・ドラッグストアで原則的に対面販売となります。また薬剤師在籍の店舗でも、その時間に薬剤師が不在である場合には製品を購入できません。

    5)価格が高い
    眉毛育毛剤の平均価格は2,000円~3,000円以上。1本あたりの内容量もそれほど多くないので、継続して使用するにはある程度の出費が必要になります。

    眉毛美容液

    眉毛美容液は、眉毛にハリやコシ、ツヤ感等を与えたり、眉毛が生える皮膚の部分の状態を健やかにして美しい眉毛の生成をサポートすることを目的とした製品です。分類としては化粧水や美容クリームと同じ「化粧品」ということになります。医薬品とは異なり、使用にあたって医師や薬剤師の確認が必要となるような強い成分は配合されていません。また副作用・肌トラブル等の心配も低くなります。

    【眉毛美容液に配合されている成分の例】
    ・加水分解卵殻膜
    卵殻から抽出したアミノ酸成分で、多くのアミノ酸・コラーゲン・ヒアルロン酸等の保水成分・体毛組成成分を含んでいます。組織構造が眉毛・髪の毛といった体毛組織と近いために馴染みが良く、育毛に対する効果も期待できることから、近年では育毛剤にも取り入れられることのある成分です。保水力が高いことから乾燥肌を潤わせる働きもあり、眉毛の生えている部分の肌の状態をアップしてくれることも期待できます。

    ・グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
    漢方薬の「甘草(カンゾウ)」等にも含まれる成分で、抗炎症作用・痒み止めのため等にも使用されます。敏感肌・ニキビ肌等のトラブルを鎮めるために、皮膚用の基礎化粧品にも配合される成分です。眉毛の生えている肌の状態が知らず知らずに悪化していると、毛母細胞の働きが鈍り眉毛が薄くなりがちに。グリチルリチン酸2Kで殺菌・炎症を鎮めることで、より健やかな眉毛の生成を促します。

    ●眉毛美容液のメリット

    1)気軽に使用できる
    「化粧品」に分類される眉毛美容液は、育毛剤のように強い副作用等の心配がほとんどありません。もちろんテスト等を行った方が安心ではありますが、「今日から眉毛対策を始めよう!」と思った時に気軽にスタートすることができます。

    2)使用後にメイクができるものが多い
    眉毛育毛剤の場合、塗布後にはメイクができないものも。でも眉毛美容液の場合には、朝の使用後にそのままメイクに入れるというものも多いです。

    3)価格が比較的安い
    眉毛美容液には、プチプラのものが現在数多く出回るようになっています。中には1本1,000円以内というものも。「気長に眉毛対策を続けていきたい」「無理の無い範囲で眉毛対策したい」という人にとっては、料金設定が安い方が助かりますね。

    4)様々な方法で購入できる
    眉毛美容液は、ドラッグストア・薬局等の他、スーパー・ホームセンター・量販店等、様々な店舗で購入することができます。またネット販売専門等、通信販売専門の製品も多いです。DHC等のメーカーの場合、コンビニで購入できる眉毛美容液も。「1本使い切ったから替えが欲しい」という時にも気軽に買える、ポイント付与や割引等が受けられるというのも魅力です。

    ●眉毛美容液のデメリット

    1)結果が出るのに時間がかかる
    眉毛美容液の場合、早い人では2~3週間程度で眉毛の状態に変化を感じる人もいますが、多くの製品では3~4ヶ月の連続使用を推奨しています。「今すぐ眉毛をなんとかしたい」という場合には、時間がかかることがネックとなるかもしれません。

    2)製品によって成分が大きく違う
    眉毛美容液は育毛剤とは異なり、有効成分の配合有無や配合量といった表示規定が特にありません。自分自身で成分配合表や口コミ等をチェックしながら、製品の品質を確認していく必要が出てきます。

     

    眉毛美容液/眉毛育毛剤の選び方

    眉毛美容液/眉毛育毛剤のどちらが合っているかは、現在の眉毛の状態や体質、ライフスタイル等によっても変わってきますよね。でもその他の点で眉毛美容液を選ぶポイントはあるのでしょうか?

    眉毛美容液の先端の形をチェック!

    眉毛美容液には大きく分けて、先端が「筆ペンタイプ」と「チップタイプ」、「指で塗り込むタイプ」のものがあります。

    ●筆ペンタイプ

    先端がナイロン・人工毛等の筆型になっていて、ノック式等で美容液が出てくるタイプの眉毛美容液です。先端が細いので、眉毛の根元部分にまでサッと美容液を塗り込めるのがメリット。ただ極細タイプは、広い範囲に一気に美容液を塗るのにはあまり適していません。眉頭・眉尻等、広範囲に眉が薄い人の場合だと、塗るのに時間がかかったり、何度も重ね塗りをしてしまい消費量がかさむ可能性も考えられます。

    【筆ペンタイプの眉毛美容液が向いている人】
    ・眉毛の狭い箇所が薄く、ピンポイントで美容液を塗りたい
    ・肌荒れをしやすく、眉毛の皮膚の部分もケアしたい
    ・眉毛の毛質自体は太めだと思う

    ●チップタイプ

    先端がアイシャドウのチップのようになっていて、リキッド式の美容液を塗り広げていくようなイメージの製品です。チップ先端の大きさには製品によって違いがありますが、筆ペンタイプに比べて広い範囲をサッと塗りやすい傾向があります。ただ「薄い部分があるけれど、眉毛の毛質が全体的に太い人の場合、チップタイプだと毛の根元になかなか美容液を塗り込めないことも。この場合、指等を使って更にリキッドを塗り込んでいく必要があります。

    【チップタイプの眉毛美容液が向いている人】
    ・眉毛の毛質が全体的に細い、柔らかい
    ・眉毛の薄い箇所の範囲が広い

    ●指で塗り込むタイプ

    チューブ・スティック等の容器から繰り出した美容液・クリームを、指の先端等を使って塗り込んでいくタイプです。化粧品型の美容液の場合にはあまり「塗り込みタイプ」はありませんが、医薬品の育毛剤ではこのようなタイプのものも販売されています。指で塗り込むタイプは、指の太い男性だと上手に塗り込めないことも。その場合には、別途で綿棒等を使って細かく塗り込んでいく必要が出てきますので、ちょっと手間がかかりますね。また塗り込みタイプは粘度が高い傾向があるので、塗布後にメイク等ができないことも多いです。

    【塗り込むタイプの眉毛美容液が向いている人】
    ・指が細い女性
    ・眉毛ケアを夜に行うことが多い人
    ・基本的にノーメイクで過ごしている人

    添加物の配合についてチェック!

    特に化粧品に分類される「眉毛美容液」の場合、確認しておきたいのが添加物の配合です。いくら眉毛に対して良い成分が入っていても、肌に負担の大きな成分が高配合されていては意味がありませんよね。できれば以下のような成分が配合されておらず、肌へのダメージが少ない製品を選ぶのが理想的です。

    ・シリコン(合成シリコン)
    ・合成界面活性剤
    ・合成着色料(赤色3号、黄色5号等)
    ・合成香料
    ・パラベン等の強い防腐剤 等

     

    眉毛美容液・眉毛育毛剤の使い方と注意点

    眉毛美容液・眉毛育毛剤の使い方は製品によって微妙に異なりますが、原則「朝に1回・夜に1回」もしくは「夜に1回のみ」塗布をするのが一般的です。製品は洗顔後のキレイな肌に塗るのが基本。また使用をする際には、以下のような点に気をつけましょう。

    髪に塗らない/髪用育毛剤を使わない

    眉毛美容液や育毛剤について最も多い誤解が「髪の育毛剤と併用できるのでは?」というもの。でも眉毛の育毛剤と髪の育毛剤は、その成分がまったく違います。髪の毛(頭髪)は女性ホルモンであるエストロゲン等の作用によって生育するもので、眉毛は男性ホルモンによって生まれるものです。眉毛育毛剤を生え際等に塗り続けていれば、最悪の場合には髪のボリュームが減ってしまう可能性も考えられます。

    また頭髪用の育毛剤(ミノキシジル配合のもの等)を眉に塗るのも絶対にNG!ミノキシジルは血管拡張作用があるため、薄い顔の皮膚に塗ると顔がパンパンに腫れてしまうことも。更に眉毛ではなく顔のうぶ毛・ヒゲ等ばかりが生えてきてしまう恐れもあります。「髪用育毛剤」「眉毛用育毛剤」は分けて考えるようにしてください。

    まつげ美容液とは併用できる?

    「では、まつげ美容液と眉毛美容液は一緒に塗ってもいい?」…これについては、製品の成分によって併用できるかどうかが大きく異なります。男性ホルモン配合の製品等の場合には、まつげに塗ることはできません。「まつげも眉毛も一緒にケアしたい」という場合には、「まつげにも塗れる」と明記されている製品を購入するようにしましょう。

    なおまつげと眉毛では組成や生成の仕方が異なるため、専用の美容液では成分配合がそれぞれに適したバランスになっています。「眉毛の育毛効果を早く感じたい」という場合には、まゆげ専用の美容液を使った方が良いでしょう。

    朝のメイク前にも塗れる?

    「化粧品」に分類されるまゆげ美容液の場合には、ほとんどの製品で朝のメイク前にも美容液を塗れます。ただ粘度が高いタイプだと乾くのが遅いですし、ベタベタしてアイブロウライナーがうまく乗らないことも。「朝にも美容液を塗りたい」という人は、サラッとしたリキッドタイプの製品を選んだ方が安心です。

    なお「医薬品」に分類される眉毛育毛剤の場合、製品によっては塗布後に直射日光を浴びることや化粧品等を塗ることが禁止されているものもあります。使用にあたっては製品の使用説明書をよく確認し、朝の使用ができるかを確認しましょう。

     

    おわりに

    眉毛美容液・眉毛育毛剤の口コミを見ていくと、重要なのは「継続して使うこと」であることがわかります。多くの人は1ヶ月~3ヶ月程度連続で使用することで、眉毛の生え方・毛質等が変わることを感じているようです。美容液を塗ることをきちんと習慣づけて、毎日しっかり塗り続けていくようにしたいですね。

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