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毛周期

マツエクするなら知っておきたい「まつげの毛周期」とは?

    まつげエクステやまつげの育毛等、女性の「まつげ」に対しての意識は年々高まっていますよね。でも毎日メイク等でまつげを意識していても、そのまつげの「毛周期」については「ぜんぜん知らない」という人も少なくありません。

    まつげエクステのモチを良くしたり、キレイな自まつげを生やすためには、まつげの毛周期を知っておくことはとても大切です。ここでは毛周期についての基礎知識や、毛周期が乱れる原因、毛周期を安定させてキレイなまつげを増やすためのコツ等について解説していきましょう。

    「毛周期」についての基礎知識

    私達の体に生えている髪の毛やまつげ等の体毛は、常に「生え変わり」を行っています。「毛周期」とは、この体毛が新しく生まれて成長し、成長を遂げて終えて自然と抜け、また新たに生えてくるまでのサイクルのことを指す言葉です。

    例えば髪の毛の場合、1日に抜ける毛は成人で平均50本~100本程度にもなります。「100本も抜ける」というととても髪が少なくなるように感じますが、「生え始めた状態」「成長している状態」「成長が止まった状態」といった様々な毛が混在しているため、髪のボリューム感には大きな変動は生まれません。

    まつげの場合もこれと同じで、1日に数本といったごく少量の毛が抜けながら、新たな毛を増やしている状態です。髪の毛に比べると1日に抜ける本数が少ないため「生え変わっている」という実感を持ちにくいのですが、生え変わりは日々刻々と行われています。

    毛周期の4つのサイクル

    毛周期には「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」の4つの状態があります。それぞれの状態の特徴について知っておきましょう。

    ●成長初期

    まぶたの皮膚の中で毛母細胞の活動が活発になり、まつげの成長がスタートする時期です。皮膚の中から生まれ始めたまつげはまだ毛が細く弱く、コシの無い状態。赤ちゃんの毛や産毛のような柔らかな状態ですが、この毛が少しずつ強く太くなっていきます。

    成長を始めたばかりの「成長初期」の毛にまつげエクステ等を行ってしまうと、自まつげの成長を大きく阻害し、まつげ自体がうまく伸びなくなってしまいます。

    ●成長期

    毛母細胞の活動が最も活発となり、まつげの生育が盛んに行われる時期です。まだ短い状態のまつげですが、成長初期に比べてコシが生まれ、徐々に太さ・長さが変化していきます。成長期にあるまつげの成長速度は、1日にあたり平均0.1~0.18mm程度。1週間で約1mmといったゆるやかなスピードで、少しずつ長いまつげになっていくわけですね。

    成長期にあるまつげに美容液等で栄養を補給すると、まつげの生育がより活発となり、より太く・長いまつげが生まれやすくなります。

    なお、成長途中の過程にあるまだ短いまつげに対してのマツエクは行わないのが原則です。ただし一定の長さの成長が見られる場合、マツエクのモチを良くするために成長期最後期のまつげを選んでエクステンションを付けることはあります。

    ●退行期

    まつげを伸ばしていた根本の「毛母細胞」の機能が低下し、まつげの成長がストップする時期です。一定の長さと太さ・コシを得たまつげはホコリ等の異物が眼球に入るのを防ぎ、また接触を感じるセンサーのような役割で眼球を保護します。

    これ以上のまつげの太さ・長さの変化は行われず、まつげが安定した状態となるため、まつげエクステを付けるにはもっとも適したタイミングであると言えるでしょう。ただし退行期の中でも最終期にある毛の場合には、まつげが抜け落ちやすい状態になっています。

    退行期にあるまつげにもきちんとケアを行い水分や栄養分を補給しておくと、まつげの乾燥や傷みを防ぎ、コシのある状態を長くできると言われています。

    ●休止期

    まつげが完全に抜けて、毛穴が「休み」の状態となっている時期です。しかしすでに次の毛を生やすための毛母細胞の準備は始まっており、一定周期を減ることで再び成長初期の状態になっていきます。この休止期の状態ではまつ毛が無い状態であるため、マツエク等を施すことはできません。

    毛周期のスピードは?

    私達人間の体に生える体毛はそれぞれ異なった毛周期のスピードを持っています。足・腕等に生える体毛は比較的周期が遅く、生え変わるまでに約4ヶ月程度かかるのが一般的です。

    これに対し、まつげや髪等は毛周期のスピードが比較的早くなります。まつげの場合、早い人では30日間(4週間)程度、遅い人で80日~100日程度です。これはまつげや髪等が生える皮膚には毛細血管が多く集まっており、毛の生成に対してより活発な活動が行われていることが影響をしています。

    1日に抜けるまつげの本数は?

    退行期の最終期になると、まつげは根本から離れて自然に抜けていきます。1日に抜けるまつげの本数は、平均4本~5本程度。ただし毛周期(生え変わり)にも個人差があるため、人によっては1日6~10本程度の抜けが見られることも珍しくありません。

    1日10本以内のまつげの抜けが起こるのは、生理現象として正常の範囲内であることがほとんどなのです。「マツエクをしたらまつげが抜けた」と言う人も居ますが、これはエクステンションによってまつげに長さ・ボリューム感が出たことから、何もつけない状態での抜け方に比べて抜けた時の感覚が目立ちやすいからと言えるでしょう。

    ただし10本以上のおびだだしいまつげの抜けが見られる、まつげのボリュームが目に見えて落ちているという場合、「自然な抜け方」ではない可能性も考えられます。

    毛周期の乱れがまつげを抜けやすくしてる?

    「最近、まつげが短くなった気がする」
    「まつげがマバラにしか生えてこなくなった」
    「まつげにボリューム感が無くなった」
    「1日に10本以上もまつげが抜ける…」

    こんな自まつげへの悩みを持っている人、最近増えているようです。この原因には、まつげの毛周期の乱れが関係をしていることもあります。

    前述のとおり、まつげは「成長初期」→「成長期」→「退行期」→「休止期」というサイクルを繰り返し、新たなまつげに生え変わっていくものです。しかし成長初期・成長期にきちんとまつげに栄養が届いていないと、まつげは十分に伸び切らないままに退行期を迎えてしまいます。細く弱い状態のままで成長が止まってしまうため、まつげのボリューム感が失われていくのですね。

    また生え変わりのサイクルが乱れると、まつげが抜けて休止期に入った状態から、新たに生えてくる成長初期に至るまでの期間が長くなってしまうこともあります。新たなまつ毛が生まれないうちに既存のまつ毛が抜けてしまえば、まつげがまばらに見える、本数が減ったように見えるということも起こりうるわけです。

    まつげの毛周期が乱れる原因としては、どんなものがあるのでしょうか?まつげの悩みを持っている人は、自分の生活習慣等を振り返りながらチェックしてみましょう。

    血行が滞っている

    まつげがきちんと生えるには、まつげの根元にある「毛母細胞」が活発に働く必要があります。しかし目元周辺の毛細血管の血の流れが悪くなってしまうと毛母細胞(毛乳頭)に栄養がきちんと行き渡らず、「まつげを生やす」というプロセスがなかなかスタートしなくなってしまうのです。またまつげの成長期にも栄養不足となり、弱いまつげの状態のままで成長期を終えてしまいます。

    血流が滞る原因には以下のようなものが挙げられます。

    ●寝不足・睡眠時間の乱れ

    私達の体の血の巡りを司っているのは、大脳の視床下部のそばにある「自律神経」という神経系です。自律神経には「交感神経」「副交感神経」という二種類があり、起きて活発に活動している時には交感神経が、リラックスしたり眠っている時には副交感神経が主に働いています。また交感神経は血管を収縮させて血圧を高くさせる作用を持ち、反対に副交感神経は血管を拡張し血液を体の各部に巡らす働きも持ちます。

    通常の状態では、交感神経と副交感神経はその時の状態に合わせていずれかが前面に出て、体の状態を適切に維持してくれます。ところが寝不足の状態が続いたり、起きる時間・寝る時間等の生活リズムが乱れてしまうと、この交感神経/副交感神経の入れ替わるためのスイッチがうまく働きません。いわゆる「自律神経の失調」という状態になってしまうんですね。

    自律神経が失調すると、活動や緊張・興奮等を司る「交感神経」ばかりが常に優位になってしまい、血管が収縮して血液の巡りにも問題が出てきます。手足が冷える・胃腸に血液が行かないといった症状が出てくるだけでなく、髪やまつげといった体毛を作るための毛母細胞への血液の供給もうまく行われなくなるのです。

    ●ストレスが溜まっている

    疲れや悩みといった肉体疲労・精神的ストレスを脳が受けると、睡眠不足のときと同様に自律神経が乱れます。よく「ストレスが溜まると肌が荒れる」という人が居ますが、これはストレスによって血行が悪化し、肌への栄養がきちんと行き渡らなくなった結果なのです。まつげについても肌と同じで、ストレスの蓄積によって栄養不足となると毛周期が乱れ、まつげの状態が悪くなっていきます。

    ●喫煙している

    タバコに含まれるタールやニコチンは、血管を収縮させる働きを持っています。特に毛細血管が収縮しやすく、これが肌細胞や毛母細胞への血液による酸素供給・水分補給・栄養補給等を妨げる大きな原因となるのです。いくら「まつげに良い」とされる食事や栄養剤等を体の内側から取り入れても、喫煙で血行が悪くなってしまえばそれらの栄養素がまつげにきちんと届かないことになります。

    ●栄養バランスが偏っている

    血液を作るための栄養素としては「ビタミンB12」や「葉酸」等が挙げられます。また毛細血管を拡張して血流を良くするためには「ビタミンE」等の働きも欠かすことができません。この他、亜鉛や鉄分といったミネラル類の不足が血行不良の原因となっていることもあります。

    三食の食事がきちんと摂れていなかったり、インスタント食品・レトルト食品での食事が多い場合、上記のような栄養素は欠乏しがちです。また肉類・魚類を大幅にカットする、油分をオールカットするといった過剰なダイエットを行った場合にも、栄養バランスが乱れがちになり、血行不良を促進させて毛周期を乱れさせることがあります。

    ●飲酒の量・頻度が多い

    お酒(アルコール)は、少量であれば血管を拡張させ、血行を良くする作用を持っています。肝臓がアルコールを分解する時にアセトアルデヒドという物質が作られ、これが一時的に血流をアップさせてくれるのです。

    ところが肝臓で分解できる量を越えたアルコールが体内をめぐるようになると、血中のアルコール濃度は上がり続け、血管が収縮して血行が悪くなっていきます。また肝臓を疲れさせることから代謝の機能が落ち、これが体の各部への栄養供給を滞らせて毛周期が乱れるケースも珍しくありません。

    ●スマホ・パソコンを長く見ている

    私達の眼球は、遠くのもの・近くのものを観る時にピントの細かい調整を行っています。スマホやパソコン等のごく近い場所にあるものを観る時には眼球の中の毛様体筋や強く働いてピントをきちんと合わせる他、虹彩が大きくなったり小さくなったりすることで、目に入る光の量も調節しているのです。

    ところが長時間スマホやパソコン等を見続けていると、毛様体筋の負担が大きくなって眼の筋肉が疲れていきます。また光刺激を受け続けることから虹彩が収縮をし続け、こちらの機能も低下していくのです。

    眼球の毛様体筋や虹彩は前述した自律神経と深く関わる場所であることから、これらの器官の疲れは自律神経の乱れ=血行の不良に直結します。眼精疲労になると肩こりや頭痛を感じる人も多いですが、これも血行の不良によるものです。体の疲れや痛みを感じやすくなるだけでなく、まつげ等の体毛の生育にも不良が見られやすくなります。

    ●運動不足

    「血液の巡り」というと「心臓というポンプで動いている」というイメージを持っている人も多いことでしょう。しかし末端の毛細血管の血液の動きには、「筋肉」の拡張や収縮の力も大きな影響を与えています。また筋肉には多くの毛細血管が張り巡らされていますが、脂肪には血管があまり通っていません。そのため筋肉量の低下が体全体の血の巡りを悪くさせ、まつげ等の体毛の生育を滞らせていることもあるのです。

    特に座り仕事の人、通勤が自家用車の人等の場合には慢性的な運動不足となりやすく、毛周期が乱れやすい状態であると言えます。特に女性であり、体重は軽くても体脂肪率が高いという場合、筋肉量の低下が血行不良の原因(=毛周期の乱れの原因)である可能性は高いと言えるでしょう。

    まぶたの皮膚の状態が悪い

    まぶたの皮膚の水分・油分のバランスが正常でないと、成長初期・成長期のまつげの生育がジャマされてしまいます。また皮膚の状態が正常でないとまつげの根元である毛根部が弱りやすく、退行期から休止期へと進むサイクルが早くなってしまうこともあるのです。皮膚の状態が悪化する原因としては、以下のようなものが挙げられます。

    ●アイライン・マスカラの影響

    アイライナーを眼のキワの更に奥(粘膜部分)にまで書いたり、マスカラをフチのギリギリにつくほどに塗ったりすると、眼の周辺にある「マイボーム腺」が潰されてしまいます。マイボーム腺は上瞼側に約25個、下瞼側に約20個あり、眼の乾きの状態に合わせて油分を適切に分泌し、眼球や眼の周辺の乾燥を防ぐために働く器官です。

    マイボーム腺がメイクによって潰されると眼球が乾く「ドライアイ」になりやすいだけでなく、眼のフチの粘膜部も水分バランスが崩れた乾燥状態になります。

    ●強いクレンジング剤・洗顔料の使用

    ウォータープルーフタイプのマスカラやアイライナー等を落とすためには、石油系合成界面活性剤等が含まれる洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を使う必要がありますね。ところがこのような洗浄力の強い成分を毎日使っていくと、本来皮膚が必要とする潤い成分までも奪われてしまいます。まつげの根元部分が常に乾燥している状態となり、まつげの成長が妨げられやすくなるのです。

    ●メイクの残り成分の酸化

    「落としすぎ」も問題となるメイクですが、「落とさなすぎ」でも皮膚状態やまつげの生育を著しく悪化させます。マスカラやアイライナー等のメイクの成分が肌に残ると、その中の油分が酸化して過酸化脂質となり、これが毛穴等に詰まることで毛根の働きを弱らせてしまうのです。

    またアイメイクで残った油分は「顔ダニ」の好物であり、顔ダニがまつげに繁殖することでまつげの生育が不良となるケースも見られています。

    毛周期を安定させてフサフサまつげに!

    様々な要因で乱れがちな毛周期を安定させ適切なケアを行っていけば、成長期にきちんと健康で長いまつげが作られるようになります。毎日の生活の中で、以下のような点に気を配っていきましょう。

    睡眠リズムを一定にする

    毛周期を乱れさせる「血行不良」を防ぐためには、一定の睡眠時間を確保することが一番です。ちなみに6時間睡眠が1週間以上続くと、脳は「徹夜」をしているのと同じ程度にまでストレスを感じるようになるとされています。ベストな睡眠時間には個人差もありますが、7時間~8時間の良質な睡眠が得られることが理想的です。

    また体内時計を狂わせないよう、起床・就寝の時間をできるだけ一定にすることも大切です。起床時間に2時間以上のズレが生じるとその日の夜の睡眠の質が著しく落ち、翌日から睡眠不足の状態になりやすいとされています。週末の夜更かしはできるだけ避け、朝寝坊も最大で1時間程度に留めておきましょう。

    浴槽に浸かる習慣を付ける

    特に女性の場合、毛周期の乱れとなる血行不良の原因に「体内の冷え」が関連していることも多いです。入浴をシャワーだけで済ませると体は皮膚表面の部分しか温まらず、根幹部が冷えたままで末端への血液供給もうまくいかなくなります。

    37℃~38℃程度のぬるめのお湯に10分以上浸かる習慣を付けてみましょう。体の根幹部がじっくりと温められ、顔等への血行改善も期待できます。またぬるいお湯に浸かると副交感神経が刺激されてリラックスすることから、ストレス解消になるのも嬉しいポイントです。夜寝る前の1時間前程度に入浴をしておくと体が適度に温められて睡眠の質を高め、まつげを生育する「成長ホルモン」の分泌も活発にしてくれます。

    軽い運動を毎日行う

    運動の習慣は筋肉量を増やして血行を良くしてくれるだけでなく、自律神経を安定させたり、ストレスも解消してくれるため、まつげの毛周期にとって「良いことづくし」と言えます。

    「筋肉を増やす」というと「筋肉モリモリになるのはイヤ!」という女性が多いのですが、元々女性は筋肉がつきにくいので、軽い運動習慣で筋肉が目立つようなことはありません。「体が引き締まる」というダイエット的にも嬉しい効果の方が大きいです。

    運動の習慣はできるだけ頻繁である方が理想的とされています。自宅でもできるストレッチや、家の近所でもできるウォーキング・ジョギング等、気軽に続けられる運動習慣をスタートしてみましょう。また普段の生活でエレベーターではなく階段を使う、早歩きをしてみる等、一日全体の運動量を増やすのも効果的です。

    食事は1日に3回きちんと食べる

    睡眠リズムだけでなく、食事時間が安定しないことも毛周期の乱れに繋がりやすくなります。特に朝食を抜くと体温が上昇しないことから脳の目覚めも悪くなり、これが当日夜の睡眠の質を落とす要因ともなるのです。朝食習慣が今まで無い人は、野菜ジュースやスープといった軽いものからでも良いので「朝に食事を摂る」という習慣を付けると良いでしょう。朝食・昼食・夕食の3回の食事をそれぞれきちんと摂るだけでなく、時間をなるべく同じにすることも大切です。

    揚げ物・お菓子類は控えめに

    ファストフードやスナック菓子・揚げもの等の食品を多く食べると、油分を分解するために体内のビタミン類が多く消費されてしまいます。ビタミンB等の造血のためのビタミンが使われることで、体内の血液の巡りが悪くなっていくのです。また脂質・糖質の多さは動脈を硬化させやすく、これも血行不良の一因(=まつげの毛周期の乱れの原因)となります。

    更に油分の多い料理や菓子類は「塩分」の量も多くなりがちです。体内の塩分濃度を薄めるために過剰な水分が毛細血管から出ていきやすく、これも血液を滞らせる大きな要素となります。カップラーメンやレトルト食品も塩分量が多めなので、このような食品類を食べるのはできるだけ回数を減らすようにしましょう。

    アミノ酸・ビタミン・体を温める食材をバランス良く摂る

    まつげ等の体毛を作る元となる栄養素・アミノ酸やビタミンB(ビオチン)等は、主に肉類や乳製品、魚介類、大豆製品、緑黄色野菜等に多く含まれています。また不足をしやすいとされるミネラル(亜鉛等)は、牡蠣等の貝類、レバー、納豆等に豊富です。これらの栄養素が含まれる食材を意識的に食材に取り入れ、バランスの良い食事を摂ることを心がけましょう。

    また血行不良を改善するためには、ネギ・ショウガといった体を温める作用のある食品を摂取することも大切です。特に乾燥ショウガに含まれる「ジンゲロール」という成分は体の根幹部を直接的に温め、毛細血管までの血行を良くすることで知られています。普段の料理の中に乾燥ショウガを加えてみたり、ショウガパウダーを使ったお茶やドリンクといった形で摂取をするのも良いでしょう。

    アイメイクは「お湯オフ」をメインに

    まつげや皮膚の直接的な負担となりやすいアイメイクとクレンジング。この2つの要素によるダメージを減らすには、本来であれば「ノーメイク」にするのが一番と言えます。でもいくらまつげに良いとは言っても、まったくメイクをしないというのは、女性にとっては難しいですよね。

    毛周期を安定させつつメイクを楽しむために、「お湯で落とせる」というタイプのマスカラやアイライナーを使ってみるのも手です。なお、お湯で落とせるフィルムタイプのマスカラは、37~38℃以上のお湯に振れることで成分がゆるみ、キレイに落とせるようになります。あまりぬるすぎるお湯だとフィルムがまつげに残ってしまうので注意しましょう。

    またファンデーション等のベースメイクを落とすために、クレンジングオイル等の油分が多い洗浄剤を使うのはNG。オイルがマスカラのフィルムをコーティングしてしまい、お湯だけではキレイに落とせなくなってしまいます。ベースメイク落としにはクレンジングミルク・リキッド・ジェル等のオイル成分が少ないものを使用した方が安心です。

    目を休ませる習慣を付ける

    眼の周辺の血行不良の原因となる「眼精疲労」を防ぐには、「目が疲れる前に休ませる」という習慣を付けることが大切です。パソコンやスマホ等での作業を行う際には60分の作業ごとに10分以上の休憩時間を設け、液晶画面を見ずに遠くを見る時間を作るようにしましょう。

    また作業中にスマホやパソコンで作業をする時の姿勢に気をつけるだけでも、眼に蓄積する疲労を軽減することができます。目を液晶画面に近づけすぎないよう、一定の距離が取れる姿勢を意識的に作ってみてください。

    なお、目から網膜に光の刺激を受けると交感神経が優勢になりやすく、睡眠の質は著しく落ちます。そのため就寝前にパソコンやスマホを操作することはあまりおすすめできません。良質な睡眠を取り血行を改善し、毛周期を安定させるためにも、就寝1~2時間前のパソコン・スマホの操作はできるだけ控えるようにしましょう。

    成長期まつげは「まつげ美容液」でケア

    成長期のまつげは、毛母細胞からの栄養を取りながらグングンと伸びていく状態。これに外側から更に栄養剤をプラスし、更に保湿成分を加えてキューティクルを守ってあげれば、伸び盛りのまつげを更に長めに伸ばすことも期待できます。栄養剤や保湿剤が入ったまつげ美容液によるケアを取り入れてみましょう。

    まつげ美容液は、洗顔後・入浴後等の「まつげが濡れた後」に塗ると水分の蒸発を防ぎ乾燥防止となるので効果的です。できれば1日に2回程度、まつげ全体に行き渡るように塗ってください。まつげ美容液の製品によっては、まつげエクステを付けた後でも塗布できるものがあります。エクステをしている間にも栄養をしっかりと与えてあげることで、自まつげが抜けるのを防ぐだけでなく、まつげエクステのモチの良さにも繋がりますよ。

    おわりに

    上記でご紹介したとおり、まつげの生え変わりには30日間以上というタイムラグがあります。そのためまつげ毛周期の乱れを改善していくためには、毎日継続した対策を行っていくことが必要です。自分のライフスタイルに合った無理のない方法を探しつつ、生活習慣を少しずつでも改善していきましょう!

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