「まつげエクステ」で理想的なカールと長さのまつげを手に入れたら、その状態は長くキープしておきたいもの。でもまつげエクステ後のケアや日常生活、またエクステを付ける時のデザイン等によっては、エクステの「もち」が悪くなってしまうこともあるんです。せっかく付けたまつげエクステが短期間で取れてしまうなんて、もったいないですよね!大切な「まつげ」をキレイにキープしておくために、エクステが取れてしまう原因やキレイに保つためのコツを知っておきましょう。
目次
まつげエクステのもちってどれくらい?
そもそもまつげエクステとは、きれいな状態をどれくらい維持できるものなのでしょうか?まずは基本の情報を抑えておきましょう。
エクステがもつ期間は平均「3週間~4週間」
まつげエクステの状態をキープできる期間は、平均して3週間~4週間(約1ヶ月)くらいです。ただしこのもつ期間の長さはあくまでも「平均的」なもの。エクステの材質や自まつげの質、そしてケア方法等によってキープ期間は大きく異なってきます。
「取れ始め」が起こるのは「2週間後」
「まつげエクステ」は、まつげ一本一本に対して一本のエクステンション(つけ毛)を付けていく美容法です。つけまつげのようにまつげ何本分のも束を軸で固定して接着しているわけではないので、取れる場合にも一本ずつが抜けていきます。「エクステが取れる」といっても、全てが一気に取れてしまうわけではありません。
エクステの取れ始めは、エクステを付けてから平均10日~2週間後程度で起こります。エクステを付けた「最もキレイな状態」をキープできるのは、1週間~2週間前後と考えておくと良いでしょう。パーティーやイベント等のためにまつげエクステを行う場合には、できるだけイベント直前に行うことをおすすめします。
ケアが不適切だと「1週間」で全部落ちる?
「せっかくまつげエクステを付けたのに、1週間でほとんど落ちてしまった…」ネットではこのような口コミも散見されています。この原因には様々なものが考えられますが、大きな原因としては「付けた後の日常生活やケア」が不足していた可能性が高いと言えるでしょう。
マスカラやつけまつげに比べて飛躍的に高い強度を持つ「まつげエクステ」のグルー(接着剤)ですが、「何をしても絶対に落ちない」というものではありません。洗顔やメイク落とし、顔に触れるクセ…様々な点を「エクステ前」と同じように行ってしまうとグルーの強度が耐えきれず、エクステが外れてしまうのです。
生活習慣にちょっとした工夫をするかしないかで、まつげエクステがもつ期間には4倍以上もの開きが出てしまいます。せっかく付けたエクステを落としてしまわないように、エクステが取れる原因や対処法をきちんと抑えておくことが必要なのです。
エクステが取れる原因ってそもそも何?
油分との接触
まつげエクステで使われるグルー(接着剤)は、油分に強くありません。そのため油分が直接目元(まつげエクステの根元周辺)に付いてしまうと、そこからスルッとまつげエクステが取れてしまうのです。油分が目元に付く原因としては、多くの場合以下の2つが考えられます。
1)クレンジング剤(メイク落とし)に含まれる油分
2)スキンケア(基礎化粧品)に含まれる油分
特にオイルベースのクレンジング剤には多量の油分が配合されているため、使用することによってまつげエクステが一気に多量に取れてしまうことがあります。
水分の長時間接触
まつげエクステのグルーは水との接触に比較的強く、一度の洗顔等で落ちることはほとんどありません。しかし付着した水分がそのまま付きっぱなしになってしまうとグルーがゆるみ、まつげエクステが取れやすくなってしまいます。
まつげの毛周期
「毛周期」とは、毛の生え変わるサイクルのこと。まつげも髪の毛と同じように、一定の成長をすると抜けて、新しいまつげが生えてくるようになっています。まつげの生え変わりサイクルには個人差があり、30日程度の人もいれば90日程度という人もいるようです。
毛周期には以下の4つの段階があります。
1)成長初期:皮膚の中から生え初た状態
2)成長期:皮膚の表面から伸びていく状態
3)退行期:成長が止まり最も長いまつげを維持している状態
4)休止期:毛が抜け落ちた状態(次回成長初期までの準備期間)
目元のまつげ全体が同じ状態であるわけではなく、それぞれの毛が「成長期」「退行期」となりながら、少しずつ生え変わりを行っているわけです。「まつげエクステ」では成長期もしくは退行期初期のまつげに対してエクステを付けるのが原則となっています。退行期の中でも終期のまつげにエクステを付けても、すぐに抜け落ちてしまうからです。
まつげエクステ専門のサロンではまつげの毛周期に合わせた施術を行ってくれますが、セルフエクステ等を行った場合にはこのような周期を見定めきれず、「付けた直後に毛が抜けた」というケースも散見されています。
「自まつげ」の状態
まつげエクステの長持ち度は、付ける「土台」となる自まつげの状態でも大きく変わってきます。
ビューラー等の使用によって痛んで細くなっていたり、生え変わりがうまくいかずに弱い状態のまつげでは、まつげエクステが取れやすくなってしまうこともあるのです。
まつげエクステのデザイン
まつげエクステは原則として、「元々のまつげ(自まつげ)の形に近いもの」の方が自まつげとの密着度が高く、取れにくくなります。日本人の場合には自まつげにあまり強いカールがかかっていないので、カール感が強いエクステになるほど、やや取れやすい傾向が生まれるのです。
またエクステの長さが長く、太くなるほど自まつげへの負担も大きくなることから、キープできる期間は短くなります。「目をうんと大きく、パッチリと見せたい」と欲張って長すぎ・太すぎのエクステンションをたっぷり付ければ、それだけエクステンションが取れやすくもなるわけですね。
特に元々の自まつげが細い人・まばらな人が長すぎ・太すぎのエクステンションを付けると、エクステが取れやすい上に自まつげも抜けやすくなってしまいます。
摩擦による圧力
まつげエクステのグルーの強度は「まばたき」等の通常の目の運動には耐えられますが「根本をこすられる」「引っ張られる」といった摩擦や圧力に耐えきる程の力は持っていません。
わざわざまつげエクステを指でひっぱる人は居ないと思いますが、生活習慣の中で「目を触る」「まつげと物が接触する」というシーンは多々あります。例えば以下のようなシーンでは、まつげに圧力がかかりがちです。
1)洗顔・入浴時
2)目をこすった時
3)眼鏡とまつげが接触する時
4)タオル・シーツ等と顔が触れる時
エクステをしていない時、私達は「まつげへの負担」についてあまり考えることがありませんよね。でもまつげエクステを行った後には、このような負担のかかる習慣をできるだけ減らしていくことが必要になってきます。
まつげエクステのもちを良くする10個の秘訣
クレンジングは「ウォーターベース」で
メイク落とし(クレンジング剤)選びでは、オイルの含有量ができるだけ少ないものを選びましょう。オイルの含有量には製品による個体差もありますが、目安としては以下のような順番で「多い→少ない」という順になります。
1)クレンジングオイル:ホホバオイル・オリーブオイル等のピュアオイルがベースであり、オイル含有量は最も高い
2)クレンジングクリーム:基材(ベース)に油が使われているため、オイル含有率は比較的高い
3)クレンジングジェル:ウォーターベースのものとオイルベースのものがある。オイルベースの場合はオイル含有量がクリームより多いことがあるので注意が必要。ウォーターベースのものはオイルが殆ど使われていない
4)クレンジングリキッド:オイル含有量は低く、完全オイルカット(オイルフリー)のものもある
まつげエクステを行った場合、クレンジング剤には原則としてウォーターベースのジェル、もしくはクレンジングウォーターを使用します。ただし製品によってはジェル/リキッドタイプでも油分が多く含まれていることもあるので、製品ボトル裏面の成分配合をよく確認し、オイル率の少ないものを選んでください。
なお最も避けるべきは「クレンジングオイル」の使用です。クレンジングオイルはピュアオイルの油分が多いだけでなく、界面活性剤配合量が多く洗浄力が強いため、使ってしまうと1回でほとんどのエクステが落ちてしまうこともあります。
スキンケアでは「目元」に注意
洗顔後のスキンケアは、油分・水分ともにまつげに付着しやすいときと言えます。スキンケア時には以下の点に注意しましょう。
美容クリーム・美容液
美容クリームや美容液には油分が多めに含まれているため、手で目の周辺にザッと付けるとまつげに油分が残りやすくなります。顔全体に塗る際には目元周辺に塗るのを避け、最後に指や綿棒等を使って細かく薄めに塗るように心がけましょう。
化粧水
化粧水は油分配合量は低いですが、顔全体にパシャパシャと付けるとまつげに水分が残りやすく、これがグルー(接着剤)を緩ませる原因ともなります。目元周辺には化粧水を手で付けるのは避け、コットンや綿棒等でまつげを避けるようにして付けて水分残りを防ぎましょう。
アイクリーム
まぶたをケアするアイクリームは、ジェルタイプ等の油分が少なめのものを使用した方がまつげへの油分付着を防げます。
「付いた!」と思ったらすぐにOFF
クリームや化粧水等が目元周辺についた時には、そのままにせずに綿棒やコットン等でやさしく吸い取ります。
洗顔・入浴時には「水圧」を避けて
洗顔時や入浴時に触れる水の圧力「水圧」も、エクステンションにとっては負担となります。
シャワーを直接浴びるのはNG
特に気をつけたいのが、顔にシャワーを直接あてることです。シャワーはヘッドの細かい穴から水線が出るシステムであるため、通常の蛇口から出る水に比べて何倍もの水圧がかかるようになっています。肌で受け止めればその刺激はここちよいものともなりますが、まつげエクステンションにとっては大きな負担です。
洗顔時のすすぎやシャワーをあびる際には「顔へのシャワー」を避け、手で掬った水をあてるようにしましょう。
手での「すすぎ」もソフトに
手で行うすすぎの際にも、目に向かってパシャパシャと強く水をあてるのは避けます。手を「お椀」のような形にして水をあて、なるべく優しく流すようにしましょう。また洗顔フォームで顔を洗う際にも、目の周辺を洗う際にはソフトに洗うように気をつけてください。
まつげが濡れたら水分を取る
前述のとおり、まつげエクステのグルーは長時間濡れた状態のままで居ると剥がれやすくなります。特に以下のようなシーンの後では、まつげの水分をきちんと吸い取る習慣をつけましょう。
・洗顔後・入浴後等で顔を洗った時
・プール・海等で顔が濡れた時
・汗をたくさんかいた時
・サウナ等の湿度が高い場所に居た時
・涙を流した後
・目薬をつけた後
ただし「水分を取る」といっても、目の周辺をタオルでゴシゴシこするのはNGです。綿棒もしくはコットンを使って、ふんわりとやさしく水分を吸い取るようにします。綿棒・コットン等が無い外出時には、ティッシュ等を使ってもOKです。
直接綿棒やコットンで吸い取るのが難しい時には、ドライヤーの風をあてるのも手。ただし熱い強風をあてると圧力が負担となるので、弱風設定(冷風)のドライヤーを顔から30センチ以上離して下からあてるようにしましょう。
まつげ・目元に直接触らない
手・指で顔(目元)に直接触れると、その分、手の皮脂や雑菌等がまつげにも付着しやすくなります。また自分では「軽く触れただけ」と思っていても、目に触れたりこすったりした摩擦の力がエクステのグルーにとって大ダメージになることが多いのです。
「素顔の時に目をこするクセがある」「無意識に手が顔に触れている」という人は特に注意しましょう。常にマスカラやアイライナーでメイクをしているような気分で、目に触れないように意識しておくと良いですよ。
「挟むビューラー」は使わない
「まつげエクステで目が大きく見えるようになったけど、もっとカール感を出したい…」でもこの時、従来の挟み込むタイプのビューラーを使うのは厳禁です。ビューラーによるまぶたの皮膚への負担は、実に170kg以上であるとも言われています。
このような大きな負担がまつげエクステにかかれば、グルー(接着剤)の力が耐えられず、エクステが剥がれてしまうのです。またエクステが取れてしまうだけでなく、「自まつげ」そのものが抜けてしまう可能性も考えられます。
そのためまつげエクステを行った場合、ビューラーを使用するのは原則として避けた方が無難です。「どうしても今日だけはカール感を出したい!」という場合には、ホットビューラーでまつげ根本部分のみを上げると、エクステへの負担は少し減らすことができます。ただこの場合も毎日使用するとエクステが取れやすくなるので、「特別な時」だけに限った方が良いでしょう。
マスカラの使用は原則NG
「マツエクをしたけど、もっとボリューム感が欲しい」「今日だけはもっとまつげを目立たせたい!」ということで、マツエク後のマスカラ使用を考える人も多いはず。でもまつげエクステ後のマスカラは、あまりオススメすることができません。
マスカラには合成ポリマー・色素等が多量に含まれているため、メイクオフする場合に強力なクレンジング剤(ポイントメイクアップリムーバー)を使用する必要が出てきます。このクレンジング剤の洗浄力の強さが、まつげエクステを取れやすくしてしまうのです。また「お湯でオフできるタイプ」のマスカラの場合でも、配合されている成分がグルー(接着剤)と合わない場合には、グルーがゆるみやすくなる原因となります。
なお「どうしても今日だけはマスカラをしたい!」という時には、「まつげエクステ専用(マツエク用)のマスカラ」を使用しましょう。マツエク専用のマスカラは、まつげエクステ専門のサロン等で販売されています。「お湯オフタイプだから」と安易に市販製品を使用するのは避けた方が無難です。
メガネ・サングラスのレンズ接触に注意
「家ではコンタクトレンズを外してメガネをかけている」「夏場にはサングラスをよくかける」という人の場合、レンズとまつげエクステとの接触についても気を配っておきたいところです。
まつげエクステでは黒目のあたりを長いデザインとすることが多く、この部分がレンズと接触しやすくなります。まばたきの度にレンズとエクステが触れあえばチクチクして不快となるだけでなく、擦れ合うことによる圧力がエクステを取れやすくもしてしまうのです。またレンズについていた汚れがエクステに付着しやすく、これもエクステの取れる原因のひとつとなります。
メガネをかける時間が長い人の場合、エクステを付ける際のデザインをまつげエクステサロンのスタッフさんとよく相談をしておきましょう。通常かけているメガネやサングラスがあれば、それを持ち込んで相談してみるのも手です。またエクステを付けた直後はグルーが乾ききっていないため、メガネ・サングラス等をすぐにかけるのは避けます。
この他、メガネやサングラスのレンズを常にきれいな状態にしておくことも大切です。目には見えない汚れが付着していることもあるので、毎日クリーナー等でお手入れをしておきましょう。
コーミングで長持ち度をアップ
マツエクを付けてからしばらくすると自まつげが伸びていくため、マツエク同士が絡みやすくなります。そのままにしておくと向きがおかしくなるなど見た目が悪くなるだけでなく、マツエクが取れやすくなってしまうのです。
マツエク同士の絡み合いを防ぐには、「コーミング」(クシで梳かす)を行うことが大切。まつげ専用のコーム(もしくはスクリューブラシ)で毛先からゆっくりと梳かして、まつげの向きを整えましょう。洗顔後等の顔が濡れた後、水分を取って乾かす時にコーミングを行うとより効果的です。
なお「急いでいるから」とコーミングを急に根本から行うのは絶対NG!コームの引っ張る力が強くかかると接着部分に負担がかかり、マツエクが取れてしまう可能性もあります。コーミングは必ずゆっくりと優しく行うようにしましょう。
「まつげ美容液」で自まつげを元気に
まつげエクステを長持ちさせるには、自まつげのお手入れもしっかりと行うことが大切です。まつげを常に健やかに元気にしておくために、エクステを付ける前にはもちろん、付けた後にも「まつげ美容液」でケアをしておきましょう。
なおマツエク装着後の場合、まつげエクステサロンで使用するグルー(接着剤)によっては使用できるまつげ美容液がある程度限定されることもあります。市販のまつげ美容液を使用しても大丈夫かどうか、アイリストさんに確認しておくと安心です。
「眠る時」に要注意!
まつげエクステを長持ちさせる上で、最後に気をつけたいのが「眠る時」の姿勢です。うつ伏せで眠ると枕とエクステが強く擦れ合ってしまうため、エクステが一気に取れやすくなります。また横向きで眠る場合も、下側の目尻部分のクセが付きやすいので注意が必要です。
特に気をつけたいのが、入浴後や汗をかいた後等、まつげが濡れた状態で眠ってしまうこと。濡れた状態ではエクステのクセが付きやすく、一晩でエクステ全体が絡み合ってしまったり、向きがおかしくなってしまうことがあります。眠る前には必ずまつげを乾かし、クセのつきにくい状態にしておきましょう。
よりキレイな状態をキープするには?
まつげエクステを取れないようにするだけでなく、より「きれいな状態」を長くキープするにはどうしたら良いのでしょうか?エクステを実際に付ける前に、以下のポイントを知っておきましょう。
接着度の大きな「Jカール」をセレクト
マツエクのカールの強さは
・Jカール:日本人の自まつげに近いソフトなカールのエクステ
・Cカール:ビューラーであげた状態に近いカール感のあるエクステ
・CCカール:Cカールより更に強い、つけまつげのようなカール感のあるエクステ
以上3つのうち最も「自まつげ」の形に近いJカールは、その分だけ自まつげとのグルーによる接着面が大きくなります。つまり他の種類よりも比較的「エクステのもち」が良いというわけです。
「もちの良さ」を重視するのであれば、Jカールが多いデザインを指定すると良いでしょう。
エクステ毛質では「セーブル」をセレクト
マツエクの毛質には主に以下の3種類があります。
・シルク:安価だが毛質が堅め。カール力が強い
・ミンク:毛質・価格ともにシルクとセーブルの中間程度。最もよく使われる
・セーブル:毛質が軽く柔らかい。価格は最も高い
このうち平均的なキープ期間が最も長いのは、毛質が軽く柔軟度の高い「セーブル」ということになります。価格帯はシルク等に比べると上がってしまいますが、付け替え(リペア)や完全な付け直しの回数を減らせることを考えれば、長期的コストの抑制にも繋がることでしょう。
太さ・長さはアイリストとよく相談を
前述のとおり、マツエクは長く・太くなるほど自まつげへの負担が大きくなりますし、重さが出ることから取れやすくなります。また自まつげの状態によっては、平均的な長さ・太さのマツエクでも負担が大きく、マツエクをキープできる期間が非常に短くなってしまうこともあるのです。
「こんなマツエクをしたい!」という希望を決める前に、まずは現在の自分のまつげの状態をよくチェックしておきましょう。以下のような場合、平均的な長さ・太さよりもやや軽めのマツエクにした方がきれいな状態を長く保てます。
・自まつげが短い
・自まつげが細い
・まつげがまばらでボリュームが無い
・ビューラー・マスカラ等でまつげが傷んでいる
・途中で切れているまつげがある
・まつげのクセが強い
・まつげが乾燥している
「現在の自分のまつげの状態、健康的なのかどうかよくわからない」「平均的だと思うけど、ちょっと心配」と感じたら、「こんなデザインにしたいけど、今のまつげで長持ちしますか?」とアイリストさんに相談をしてみましょう。
なお傷んだまつげに無理に重く長いエクステを付けた場合、接着面が安定しないことからエクステがすぐに剥がれてしまうこともあります。また最悪の場合には自まつげがエクステごと抜けてしまい、その後にエクステが付けられなくなってしまうこともあるのです。「とにかくボリュームを」「とにかく長く」とデザイン先行で考えず、自まつげを大切にするデザインを意識することが大切です。
リペアの繰り返しは2回程度まで
まつげエクステでは、全ての付替えではなく「取れた部分のみのの付け足し(リペア)」を行うこともできます。まつげエクステの価格は「付ける本数」で決まることから、全面的な付け替え(80本~200本)を行うよりも、少量で済むリペアの方が料金を抑えられるわけです。
さてこの「リペア」、一見すると「リペアを頻繁に行った方が、キレイな状態をキープできるのでは?」と思われそうですが、何度もリペアを重ねることは「まつげのキレイさ」を保つ上ではあまり良くありません。
リペアでは全面的なグルーや汚れのオフは行えないため、常にまつげのどこかに皮脂や汚れが残っていることになります。何度ものリペアで汚れが蓄積していくと、自まつげに対する大きな負担となってしまうこともあるのです。
リペアを2回程度行ったら、一度エクステを全面的に取り外して汚れたまつげの状態をリセットしましょう。自まつげの汚れをきちんと落としてから再度全面的に付けることが、長期的な「キレイなまつげ」を維持することに繋がります。
おわりに
まつげエクステを長持ちさせるコツはいかがでしたか?初めてマツエクをする人には、急に色々な注意点が出てくるので「大丈夫かな…?」「ちゃんとできるかな?」と心配になってしまうかもしれませんね。
でもこれらの長持ちのコツは、一度慣れてしまえば意外とカンタンに習慣づけることができます。エクステのついたキレイなまつげを長くキープするために、きちんとしたケアを行っていきましょう!