初めての人のための基礎情報

まつげ育毛方法

ロングでフサフサな自まつげに!まつげのお手入れと育生方法

    キレイでフサフサなまつげは、女性であれば誰もが憧れるものですよね。眼力を出すために「マスカラ」や「まつげエクステ」等の様々な美容技術を使っている人も多いですが、この場合でも「自まつげ」の健康状態は大切です。

    「自まつげ」がしっかりと長く健康であれば、マスカラ等によるメイクも映えやすいですし、まつげエクステのデザインの幅も広がり、マツエクのモチも良くなることが期待できます。毎日のまつげのお手入れを見直し「まつ育ケア」をしっかり行って、ロングでフサフサな自まつげを作ってみませんか?

    ここではまつげケアで気をつけるポイントや、まつげを育生するための食生活・生活習慣・マッサージ方法等、自まつげをキレイに長く生やすための情報をご紹介していきます。

    「クレンジング」を見直そう

    まつげのお手入れというと「まつげ美容液でケア!」と思う人が多いことでしょう。確かにまつげに栄養を与えてくれる美容液は、まつげケアには欠かせない存在です。

    でもまつげ補修を行う前に大切なのが、「まつげにダメージを与えない」ということ。いくら栄養を後からあげても、そのまえに多大なダメージを毎日与えていたら、まつげの「疲れ」を癒やしきることはできません。結果として「抜けやすい細いまつげ」が増えてしまうんですね。スキンケアやメイクの中で、特に「まつげへのダメージが大きい」と言われているのが、クレンジングです。毎日のクレンジングを見直してまつげへのダメージを減らせば、美容液等によるケアの効果も変わってきます。

    知らずにやってない?まつげにNGなクレンジング

    まずは日頃のクレンジングについてチェックをしてみましょう。

    ・クレンジングシートでアイメイクも落としている
    ・顔全体と同じクレンジング剤を使っている
    ・まつげクレンジングにコットンや綿棒は使わない
    ・しっかり落とすために指でまつげをこすっている
    ・まつげクレンジングは30秒以内で終わらせている

    上記に思い当たる点があったら、クレンジングでまつげに多大なダメージを与えている可能性大。特にクレンジングシートによる摩擦や指で擦って引っ張る力は、まつげの根元に大きな負担をかけています。またファンデーション等に比べて吸着力が強いマスカラは、顔全体用のクレンジング剤では落とし切ることができません。残った成分が過酸化脂質となってまぶたの皮膚を刺激し、まつげの生育をジャマしてしまうこともあるのです。

    基本のまつげクレンジング方法

    【用意するもの】

    ・ポイントメイクアップリムーバー:アルコールの成分量が抑えられており、ヒアルロン酸等の保湿成分が配合されたものだと、まつげやまぶたの皮膚の潤いを取り過ぎないので安心です。まつげエクステをしている場合、オイル成分の配合量が多いものは避けましょう。
    ・コットン:2枚に裂けるものだと使いやすく、コストも抑えられます。
    ・綿棒:安価なもので十分ですが、先が細めの形になっているものの方がクレンジングには使いやすいです。

    1. コットンにメイクアップリムーバーを規定量浸し、2枚に裂きます。
    2. まつげの下側(マスカラを塗った側)からコットンを当て、30秒~60秒程度当てたままにしてマスカラの成分をゆるませます。
    3. ゆっくりと上に向かって引き上げてマスカラを落とします。
    4. コットンを裏側に向けて再度30秒程度当て、もう一度上に向かって優しく引き上げて落とします。
    5. メイクアップリムーバーを綿棒に染み込ませ、目頭・目尻の細かい部分に馴染ませながら落としていきます。

    まつげ負担を更に減らすために

    上記の方法で摩擦のダメージはかなり減らせますが、リムーバーに含まれる石油系界面活性剤等の洗浄力の強い成分がまぶたの皮膚やまつげに対して負担となってしまうことがあります。まつげの育生を考える上では、「クレンジングはしない」というのが最も理想的な状態なのです。

    最近ではお湯で落とせるマスカラやアイライナー等も登場しており、比較的まつげに対する負担を減らせることができるようになりました。「まつ育の効果を更に出したい」と思う時には、このような「お湯オフタイプ」のメーキャップアイテムを選んでみるのも良いでしょう。

     

    毎日の食生活で「まつ育」しよう!

    L-システイン(チーズ)
    まつげのケアは「外側」からだけでなく「体の内側」から行うことも大切です。まつげを作るための栄養素が不足していれば、いくら外からケアを行っても健康なまつげは生えてきません。毎日の食生活を見直して、丈夫で太いまつげが生えてくる栄養素をしっかり摂っていくことが大切です。

    まつげケアのために大切な栄養素は?

    ●L-シスチン(L-システイン)・メチオニン

    L-シスチン(L-システイン)とは、硫黄(イオウ)を含んだアミノ酸の一種。「システイン」の分子が2つくっついた状態を「シスチン」と呼びます。L-シスチンはまつげ等の体毛の元である「ケラチン」の重要な構成要素です。このアミノ酸が無いと、まつげがうまく作れなくなるだけでなく、シミ等の肌炎症が増えたり、爪や髪等にもトラブルが生まれてしまいます。また抗酸化作用があることから、まぶたの皮膚等のターンオーバーを正常に戻し、目元を若々しく保ってまつげ生育をサポートする働きも期待できます。

    「では、L-システインを食品でたっぷり摂ってまつ育しよう!」と思いますよね。ところが残念ながら、L-システイン(シスチン)そのものは食品に含まれる量が少なく、食事のみで十分な量を補給するのが難しいとも言われています。でも「だからL-システインを食事で摂るのは無理」と諦めるのは早いです。「メチオニン」というアミノ酸を摂取すれば、体の中でアミノ酸合成が行われ、「L-シスチン」が増えてくれます。

    アミノ酸には体内で合成できるものとそうではないものがありますが、メチオニンは体内で作れない「必須アミノ酸」のグループ。つまり「食品できちんと摂らなければ、不足してしまう」というわけですね。以下のチェックリストで思い当たる点が多ければ、もしかしたら体内のメチオニン・L-シスチンが足りていないのかもしれません。

    メチオニン・L-シスチン不足のチェックリスト

    ・お酒をよく飲む
    ・ダイエットをしている
    ・髪の切れ毛・抜け毛が増えた
    ・アレルギー症状が出やすくなった
    ・シミができやすい
    ・傷やアザが治りにくい
    ・眠りが浅い、よく眠れない

    毎日の食事に「メチオニン」が豊富な食品を取り入れて、まつげの生育をサポートしていきましょう。

    メチオニンが豊富な食品

    ・青魚(カツオ・鯖・ブリ等)
    ・マグロ(クロマグロ・キハダマグロ等)
    ・鮭
    ・牛肉(牛ヒレ・牛レバー等)
    ・豚肉(赤身部分・レバー等)
    ・卵(鶏卵・ウズラ卵)
    ・鶏肉(胸肉・ささみ・レバー等)
    ・大豆・大豆製品
    ・乳製品(ナチュラルチーズ・湯葉等)

    ●ビオチン

    ビオチンはビタミンB群の仲間で、別名「ビタミンB7」とも呼ばれています。上記でご紹介した「メチオニン」等のアミノ酸がコラーゲンやケラチン等の肌や髪の元を作るには、「酵素」の働きが欠かせません。ビオチンはこの酵素の働きをサポートし、まつげ等の体毛や肌を健康に保ってくれているのです。ビオチンが不足するとケラチン(タンパク質)の生成がうまくいかなくなり、まつげ・髪の毛等の体毛の切れ毛が増えたり、痒み・赤みといった皮膚トラブルが増えてまつげの生育も阻害しやすくなります。

    ビオチン不足のチェックリスト

    ・白髪が増えた
    ・便秘がち、もしくは下痢をしやすい
    ・顔が黄色っぽくくすんでいる
    ・肌がゴワつきがち
    ・痒み・赤み等の肌荒れが起きやすい
    ・食欲が湧かない
    ・気持ちが沈みやすい

    ビオチンが豊富な食品

    ・ナッツ類(カシューナッツ・ゴマ・ピーナッツ等)
    ・魚卵(たらこ等)
    ・貝類(アサリ等)
    ・海苔(焼き海苔、アオノリ等)
    ・卵黄
    ・納豆

    ●亜鉛

    亜鉛は体の中で働く金属元素(ミネラル)の一種です。体内でビタミンCがコラーゲン・エラスチン等を生成するのを補助したり、糖分を代謝してエネルギーを作り出す働きを担っています。亜鉛が不足すると体内でのタンパク質合成がうまくいかなくなり、髪やまつげの切れ毛・抜け毛・傷み等が目立つようになってくるのです。

    亜鉛はかつては「通常の食事をしていれば不足しない」と言われる栄養素でしたが、近年の食文化の変遷(インスタント食品の増加、食事抜き等の食生活の乱れ)等で栄養不足の人が増えてきていると言われています。

    亜鉛不足のチェックリスト

    ・疲れやすい
    ・濃い味付けのものが好き
    ・爪が凸凹している、爪の色が白っぽい
    ・髪にツヤがなくなった
    ・生理痛・PMS(月経前症候群)が重い
    ・眩暈・立ちくらみ等をよく起こす
    ・食物繊維豊富なシリアル類をよく食べる
    ・外食・レトルト食品を食べることが多い

    亜鉛が豊富な食品

    ・牡蠣(生牡蠣)
    ・レバー(牛・豚・鶏)
    ・カニ(タラバガニ・毛ガニ・ズワイガニ)
    ・卵黄
    ・ゴマ
    ・高野豆腐
    ・ナッツ類(カシューナッツ・アーモンド)
    ・魚卵(タラコ等)
    ・牛肉(肩肉・テール・ロース)

    サプリメントで栄養不足を補助

    L-シスチン等のアミノ酸やビオチン等のビタミンB群、亜鉛等のミネラル類。まつげをキレイに伸ばしていくためには、これらの栄養素をバランス良く摂取していくことが大切です。でも忙しい毎日の中では、キチンとした食事を摂ることが難しいときもありますよね。そんな時には、サプリメントで不足しがちな栄養素を補ってみるのも手です。

    L-システイン(L-シスチン)・ビオチン・亜鉛は、それぞれ単品でのサプリメントも販売されています。また最近では、まつげの育生に良いとされる栄養素を組み合わせた「まつげ育毛サプリ」も登場するようになりました。上記の「栄養素豊富な食品」や「不足している状態」等を参照しつつ、自分に合ったサプリメントをうまく使いこなしていきましょう。

    ●サプリメント摂取の注意点

    過剰摂取をすると副作用がある

    L-シスチンや亜鉛といった栄養素は元々体内にある成分なので、安全性が高く副作用は出にくいと言われています。特に食品(食べ物)で摂取をする場合には、「食べ過ぎ」「摂り過ぎ」を気にする必要はほとんどありません。ただサプリメントでの摂取の場合、規定量を越えた過度な摂取を行うと以下のような副作用が起きる可能性もあります。

    L-システインの過剰摂取による副作用

    ・吐き気
    ・下痢
    ・腹痛
    ・白髪
    ・肌荒れ

    吐き気・下痢・腹痛といった副作用は、1日(1回)で1500mgといった多量な摂取を行った場合に起きるとされるものです。また白髪や肌荒れといった副作用は、過度な摂取を長期的に続けた場合に起きやすいとされています。L-システインは肌や髪等を黒くする色素「メラニン色素」の生成を阻害する作用を持つため、摂取が過剰になると髪の色が薄くなったり、白髪になりやすくなってしまうのです。

    またメラニン色素の生成阻害によって「シミ」ができるのも防いでくれるのは良い点ですが、その分、肌は紫外線の刺激を受けやすくなります。肌本来が持つ紫外線ブロック効果が弱まるため、日焼けによる乾燥や赤み等の炎症は起きやすくなるというわけですね。特に紫外線カット対策(UVB、UVAカット対策)をまったく行っていない場合、肌荒れが起きやすいとも言われています。

    亜鉛の過剰摂取による副作用

    ・貧血(眩暈等の貧血症状)
    ・免疫低下
    ・吐き気・嘔吐感
    ・発熱
    ・脱水症状
    ・腹痛

    亜鉛の推奨摂取量は1日あたり約30mg。この量を遥かに越えた1日あたり50mg~2000mgクラスの過剰摂取を行った場合、上記のような副作用が起きる可能性があります。女性の場合、特に気をつけておきたいのが貧血症状の問題です。亜鉛を過剰摂取すると鉄分の吸収が阻害され、赤血球の数が低下して貧血症状を起こしやすくなります。

    「まつげへの効果を早く出したいから」と、規定量以上のサプリを飲みすぎるのは厳禁です。またサプリと栄養ドリンクを並行して使う場合などには、含まれている栄養素が組み合わさった時に推奨量以上にならないかどうかよく確認するようにしましょう。

    病気中・妊娠中には医師に相談を!

    L-システインや亜鉛といった栄養素は、本来であれば体に良いもの。でも病気等で内蔵の機能が低下している時などには、サプリメント等による急激な栄養素の供給が体の負担になってしまう恐れもあります。また薬(医薬品)によって病気を直している時、亜鉛等の栄養素が薬の吸収率を下げてしまうこともあるのです。

    以下のような場合にはサプリメントの飲用を行う前に、医師・薬剤師等に必ず相談しましょう。

    ・何らかの病気で服薬中の場合
    ・妊娠中・出産後(授乳中)の場合
    ・医師の診断で食事制限が行われている場合
    ・その他、体調不良が見られる場合

     

    マッサージでまぶたの血行アップ

    まぶたマッサージ
    「食生活やケアに気をつけてもまつげが短い」「まつげがマバラになってきた気がする」…その理由は、もしかしたら「血行の不良」かもしれません。まつげは根本にある毛球部分(毛母細胞)から栄養を受取り、長く太く伸びていくもの。この毛母細胞に食品やサプリから摂った栄養素を送っているのが「血液」です。

    毛細血管の流れが悪くなっていると、せっかく食品やサプリメントから摂った栄養素がきちんとまつげまで届いてくれません。結果としてまつげが十分に成長しないままに成長が止まったり、まつげの生え変わりサイクルである「毛周期」が乱れてしまうのです。滞りがちな血液の循環を手軽に良くするには、「ツボ押しマッサージ」をするのがおすすめ。目の周辺のマッサージを丁寧に行うことで血行が良くなり、まつげへの栄養供給が改善されることが期待できます。

    まつげ育生のためのマッサージ方法

    ●「プレ温め」でマッサージ効果を倍増

    マッサージ前に肌を温めておくと毛細血管が拡張し、血液がより巡りやすくなります。

    蒸しタオルで温め
    エステやマッサージサロン等でもよく使われる「蒸しタオル」。家にあるタオルと電子レンジで、カンタンに作ることができます。

    1. フェイスタオルを水またはお湯に浸します。
    2. タオルをしっかりと絞り水気を切ります。水気が残りすぎているとうまく作れないので、ある程度硬めに絞ってください。
    3. 絞った形のままで電子レンジに入れ、500Wで1分程度加熱します。
    4. タオルを広げて適温にまで冷まし、目の上に乗せられる大きさに畳みます。
    5. 目を閉じてタオルを乗せ、1分~2分程度放置します。

    ホットアイマスクで温め
    「毎日蒸しタオルを作るのが面倒」という人におすすめなのが、ホットアイマスクです。現在では手軽に使える「使い捨てタイプ」、繰り返し使えてローコストな「電子レンジタイプ」、またUSB接続で加熱できるアイウォーマー等も発売されています。ホットアイマスクは蒸しタオルよりも温度の持続時間が長いため、より血行を促進することも期待できますね。

    ●まつげ育生に繋がるツボ押しマッサージ方法

    1. 最初に「睛明(せいめい)」というツボを押します。両手の中指を目頭にあててから少し上に上げると、鼻筋に向かって骨が窪んでいますよね。この部分をゆっくりと3秒~5秒押してみましょう。
    2. 次に下まぶた側の眼窩(目の窪み)に沿って、目頭から目尻に向かって流すように押していきます。
    3. 眼窩のちょうど真ん中あたり(黒目からまっすぐに下ろした部分)にある「承泣(しょうきゅう)」というツボをゆっくりと3~5秒押します。
    4. 上まぶた側の眼窩(目のくぼみ)に沿って、目頭から目尻に向かって流すように押していきます。
    5. 最後に「太陽(たいよう)」というツボを押します。目尻と眉尻の中間部分に両手中指を起き、外側(こめかみ側)に向かって5mm~1cm程度指を動かしてみましょう。この部分が「「太陽(たいよう)」ですので、3秒~5秒ゆっくりと押してください。
    6. 1.~5.を2~3回繰り返します。

    ●マッサージの注意点

    力を入れすぎない

    顔の皮膚は体の皮膚に比べて薄くデリケートです。あまり力を入れすぎるとシワやたるみを生む原因にもなってしまいます。「ゆっくりとやさしく押す」を意識するようにしましょう。ツボを押す強さは「やさしく押して、気持ちよいと感じられる程度」でOKですよ。

    オイル・クリームを使う

    目の周りの皮膚は摩擦に弱いため、何もつけずにマッサージを行うと色素沈着等の皮膚トラブルの原因となります。マッサージ前にはマッサージオイル・美容クリーム等を塗り、滑りを良くしておきましょう。

    マッサージをしすぎない

    マッサージをするのは朝と晩、1日2回程度でOKです。ゆっくりと行っても1回3分程度で終えることができます。なお「早く効果を出したいから」と、マッサージの回数を過剰に増やしたり、1日に何度も行うのはNG。あまり揉みすぎると顔筋(顔の筋肉)が損傷した状態になり、却って筋肉を固くして血流を滞らせてしまうこともあるのです。またツボを刺激しすぎることで、気分が悪くなってしまう人もいます。

     

    「冷え取り習慣」も大切

    近年では体の芯が冷えている「隠れ冷え」の女性が増えていると言われています。実はこの「冷え」も、太く丈夫なまつげが育つのをジャマしている大きな要素。体全体の血流の流れが悪いと、顔等の末端部のマッサージだけでは血行がなかなか改善されず、まつげに栄養が行き届かないと言われています。また体の芯が冷えている「内蔵冷え」は肝臓・腎臓等の内蔵機能を低下させるため、代謝が落ちて毛周期等のターンオーバー(毛の生え変わり)が乱れてしまうこともあるのです。以下のチェックリストで思い当たる点が多ければ、あなたの「まつ育」がうまくいっていない原因は「冷え」にあるのかもしれません。

    冷え度チェックリスト

    ・甘いものが好き
    ・夏には冷たい水や氷を入れたジュース等をよく飲む
    ・クマができやすい
    ・手足がむくみやすい
    ・肩や首がこることが多い
    ・アザや傷が治りにくい
    ・夜間(就寝中)にトイレに行くことが多い
    ・体を少し動かすと疲れる
    ・生理痛・PMS(月経前症候群)が重い
    ・肌荒れ・手荒れが気になる

    「もしかして冷えてるかも…」と思ったら、少しずつでも「冷え取り」をしていくことが大切。体の中から温めて巡りを良くすることが、丈夫で長いまつげを育てることに繋がります。

    お風呂にしっかり入ってホカホカに

    「お風呂はシャワーだけ」という習慣は体の冷えを促進させる大きな原因です。シャワーのみでは皮膚のやや内側の部分までしか温まらず、内蔵等の根幹部分は冷えたままということになります。特に女性の場合は体が冷えやすいので、毎晩浴槽に浸かる習慣を付けましょう。

    体をしっかりと温めるには、39℃~40℃程度のお湯に肩まで浸かり10分以上入ることが大切です。よく「美容のためにぬるいお湯で半身浴」という人がいますが、実は半身浴は「心臓疾患がある人のため」の入浴方法。ぬるいお湯では体温が温まりきらないだけでなく上半身が冷えてしまい、「冷え取り」にならないこともあるのです。「冷え」が気になる人の場合には、しっかりと温まれるように「肩まで浸かる方法」を取った方が良いでしょう。

    また5分~7分程度浴槽に浸かってから冷水シャワーを浴び、再度浴槽に入ると、自律神経が刺激されて冷えの改善に繋がるとされています。

    軽い運動で血行を改善

    女性の冷えの原因の多くは「運動不足」であるとも言われています。体全体の血液を循環させるには、実は「心臓」というポンプだけでは足りていません。特に血が溜まりやすく冷えやすい下半身の血液を巡らせるには、筋肉の伸び縮みという動きを欠かすことができないのです。

    人間の体は20才頃をピークに筋肉の生成量が落ち、そこからは意識的に運動をしないと筋肉が落ちていってしまいます。特に女性の体には筋肉がつきにくいため、足・腰といった「下半身冷え」が起きやすく、内蔵機能や代謝を低下させてしまうのです。これがまつげ・髪の毛といった体毛の生成にも影響を及ぼすというわけですね。体脂肪をチェックしてみて数値が高いようであれば、まつげの生育を阻害している原因は「運動不足による冷え」かもしれません。

    「筋肉を付けるとたくましくなってしまいそう」と言う女性も多いですが、実は筋肉量の低下は肥満の元でもあります。筋肉が落ちて脂肪ばかりで構成された体は、太りやすく痩せにくい状態。軽い運動で血行を改善するのは、まつげに良いだけでなく痩せやすい「ダイエットに適した体作り」にもなってくれるのです。定期的な運動習慣を取り入れて、長いまつげ作りをジャマする「冷え」を取っていきましょう。

    ●気軽なウォーキングで冷え改善

    ・通勤時間が短い/マイカー通勤である
    ・デスクワークである
    ・趣味がインドア
    ・定期的な運動は特にしていない
    ・少し動いただけでも疲れやすい

    上記のポイントに当てはまる部分が多い場合、体内の筋肉量がかなり落ちている可能性大。急に激しいスポーツを行っても体が付いていかなかったり、頻繁な運動を行うのが難しく「続けられない」と感じてしまうケースも多く見られているようです。

    「最近、運動不足だったかも…」と感じたら、手始めに気軽にスタートできるウォーキング等から取り組んでみましょう。1日15分~30分といった短時間の運動でも、毎日続けることで体の代謝を上げ、血行不良を改善していくことができます。

    ●ヨガやストレッチでリラックス

    最近増えている「隠れ冷え」では、自律神経の失調が影響を及ぼしていることもあります。ゆっくりとした深い呼吸をしながら体を動かす「ヨガ」や「ストレッチ」は、自律神経を安定させる効果もあるため、手軽な血行改善にはピッタリです。家の中でも気軽にでき、毎日続けられるのも嬉しいポイントですね。

    また就寝前等にヨガやストレッチでリラックスすると自律神経のうち「副交感神経」が刺激され、睡眠の質も上がります。後述する「睡眠育毛」を成功させるためにも、ヨガやストレッチの習慣はオススメなのです。

    「しっかり睡眠」も忘れずに

    ●7時間~8時間睡眠が理想的

    まつげや髪の毛・肌等が集中的に作られるのは、成長ホルモンの分泌が活発になる就寝中です。この成長ホルモンの分泌は、グッスリとした深い眠りが訪れてから2~3時間が経過した頃であるとされています。よく深夜11時~2時のことを「肌のゴールデンタイム」と呼びますが、実際には「グッスリ寝てから2~3時間後」こそが「肌やまつげのゴールデンタイム」なのです。

    しかし睡眠不足の状態になると、この「成長ホルモン」の活動時間が短くなっていきます。まつげの成長や修復がきちんと行われないうちに翌朝を迎えてしまうため、まつげが短いままで抜けてしまったり、細くコシの無い状態になってしまうこともあるのです。

    人によって理想的な睡眠時間には差がありますが、6時間以下の睡眠状態が続いていると脳や体が「睡眠不足」の状態となると言われています。また寝る時間・起きる時間に大きなズレがあると自律神経が乱れやすく、これも血行不良となる原因です。夜更かしはできるだけ控え、毎日しっかりとした睡眠時間を確保するようにしましょう。

    ●「夜スマホ」は美容の大敵

    まつげを伸ばす成長ホルモンを活発にさせるには、「深い眠り(質の良い眠り)」を得ることが大切です。寝る前にパソコンやスマホ等で目が光刺激を受けると、脳の交感神経が刺激されて眠りが浅くなってしまいます。最低でも寝る1時間前にはスマホやパソコンの電源はOFFにして、暗めの部屋で過ごすようにしましょう。

     

    おわりに

    人間のまつげは30日間~100日間というスパンで生え変わっていくものです。そのため今日からまつげのケアやまつげの育毛対策をスタートしても、「翌日に劇的に変わる」「一週間でまつげが長くなる」といった短期的な効果を期待するのはちょっと難しいかもしれません。1ヶ月~3ヶ月といった長期的なスパンで少しずつまつげの状態が変わっていくので、きちんとケアを継続していくようにしましょう。

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