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つけまつげとまつげエクステのメリット・デメリット

あなたに合ってるのはどっち?つけまつげとまつげエクステのメリット・デメリット

    「まつげを長く見せたい」「魅力のある目元になりたい」…そう思った時、「どちらを選ぼう?」と悩んでしまうのが「つけまつげか、マツエクか」という問題ですよね。つけまつげもまつげエクステも今ではすっかり一般的になった眼力アップ方法ですが、それぞれに異なる特徴があるので「自分に合っている方法」を選ぶことが大切になってきます。

    「つけまつげ」と「まつげエクステ」、今のあなたに合っているのはどちらでしょうか?ここでは選択をする時のヒントとなるそれぞれのメリット・デメリットについて解説をしていきましょう。

    目次

    つけまつげのメリット・デメリットとは?

    つけまつ毛

    つけまつげのメリット

    ●1ペア最安20円?価格が安い&繰り返し使用でローコスト

    つけまつげの大きなメリットが、その価格の安さです。現在のつけまつげの平均的な価格は、4ペア~5ペア入りのもので900円~1,000円台。高品質さで定評のあるモデルや人気芸能人がプロデュースした製品でも、2ペア入り1,000円前後(グルー付き)で購入できます。

    更に現在では、ダイソー、キャン・ドゥ、Seria等の始めとした殆どの大手100円均一ショップがつけまつげの取扱を行っています。最安価格では4ペア~5ペア入りのつけまつげを、税抜100円で購入できるのです。

    また品質の良いつけまつげについては、取り外しをうまく行うことで10回以上の繰り返しての使用も可能。1回あたりの美容コストを抑えたい人にとって、手軽な価格帯なのは助かりますね。

    ●様々な店舗で購入できる

    かつては購入店舗が限定されていた「つけまつげ」ですが、つけま人気の上昇に従って様々な店舗で取り扱われるようになっています。

    つけまつげ取扱店舗例
    ・デパート/百貨店
    ・ドラッグストア/薬局
    ・ディスカウントショップ
    ・amazon・楽天等のオンライン通販
    ・100円均一ショップ
    ・コンビニエンスストア

    特に「ファミリーマート」や「セブンイレブン」といったコンビニエンスストアでもつけまつげの取扱がスタートしているのは便利ですね。コンビニ取扱の製品は価格が1ペアあたり300円~400円台とドラッグストア等に比較してやや高額ではありますが、「つけまがしたい」と思った時にいつでも購入ができるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

    実店舗・オンライン通販共に幅広い店舗で取扱が行われているので、普段のお買い物で使っているお店やポイントを貯めやすいお店等、自分のライフスタイルに合った行きやすい店舗を選べるのも嬉しい点です。

    ●種類が多く好みの製品を選べる

    つけまつげ人気の上昇に従って、つけまつげを取り扱うメーカーやブランドの数は年々増え続けている状態です。販売数の多い人気ブランド・主力ブランドだけでも、以下のようなブランドを挙げることができます

    人気の高いつけまつげブランド
    ・ドーリーウインク
    ・ミッシュブルーミン
    ・ルージーン
    ・D-UP
    ・ヴァニラバースデー
    ・スプリングハート
    ・リエンダ
    ・ミミラッシュ
    ・ジュエリッチ

    コスメ販売に力を入れているドラッグストア等に行けば、上記のような人気製品が常時5種類~10種類以上販売されています。更にブランド内でもボリューム感・長さ感等に変化を持たせたモデルが数種類以上展開されているため、自分の好みに近い製品を手軽に選ぶこともカンタンです。

    ●自まつげの状態を問わない

    例えばマスカラでまつげのボリュームアップをする場合、元々のまつげである「自まつげ」の状態が仕上がりに大きく左右してしまうのがネックです。いくらボリュームアップタイプのマスカラを塗っても、まつげ自体の本数が少なくてはなかなかボリューム感を出すことができませんよね。またロングタイプのマスカラで長さ感を出そうとしても、まつげ自体のコシやカール感が弱い場合、カールが取れてしまったり、思う通りのロング感が出せないこともあるでしょう。

    その点、つけまつげは上記のような「自まつげ」の状態が仕上がりに影響することはありません。つけまつげとは、数本ずつが束になった状態の人工毛が根本部分の軸(プラスチック製もしくはゴム製)に植毛してあるタイプの製品です。この軸の部分をカーブを上まぶたのカーブに添わせ、まぶたの皮膚にグルー(接着剤)もしくはテープを使用して付着させます。元々のまつげに対して何らかの塗布や接着を行うわけではないので、自分のまつげの量や長さを気にせず、望むとおりのスタイルをつけまつげで作ることが可能です。

    ●取り外しもカンタン

    つけまつげのグルーを外すのはかなりカンタン。水分と熱を与えれば、比較的ラクににゆるませることができます。お湯を含ませたコットン・綿棒等でグルーをゆっくりとふやかして落とせば、自分でキレイに取り外すことが可能です。

    接着力の強いグルーを使用した場合には、専用のリムーバーを使った方がまぶた・まつげへの負担を軽減することができますが、いずれにしても「自宅でスキな時に取り外せる」というのは便利ですよね。

    ●その日のTPOに合わせてデザインを変えられる

    つけまつげはカラー・長さ・本数等の選択肢が豊富なので、その日の気分やTPOに合わせて目のデザインを変えていくことができます。比較的抑えめにしたい時にはクロスタイプで本数の少ないものを、しっかりとデカ目にしたい時にはカールの強いボリュームタイプを…と、メイクやファッションに合わせた「付け替え」ができるのが嬉しいですね。

    つけまつげのデメリット

    ●うまく付けるのが難しい?

    つけまつげの装着方法は、ごく単純に言えば「軸の部分にグルー(接着剤)を塗って、まぶたに載せる」というもの。これだけだととてもカンタンに見えますよね。ところが実際には、「初めて着けたら見た目がおかしい」「すごく不自然になった…」といった失敗談の声が後を絶ちません。ごくナチュラルに、おかしく見えないように付けるには、ちょっとした技術が必要になってくるのです。

    つけまつげの装着法
    1)つけまつげの軸を自分の目の幅に合わせてカットする
    2)軸部分を持って何度か折り曲げ、軸がまぶたに馴染みやすいように柔らかくする
    (軸が硬い場合はドライヤーなどの熱風を当てる)
    3)軸部分にグルーをはみ出さないように少量塗る
    4)ピンセットでつけまつげを挟み、目のキワに載せる
    5)まぶたの中央から固定し、目頭・目尻を固定する
    6)乾くまで抑えながら固定しておく
    7)ビューラーで自まつげとつけまつげを一緒に軽くカールさせて馴染ませる

    このうち初心者が失敗しやすいポイントとしては、3)のグルーを塗りすぎて装着時にはみ出させてしまったり、4)で目のキワからつけまつげが離れてしまい、仕上がりが不自然になることが挙げられます。また固定をする際にはつけまつげを付ける「角度」にも気を配らないといけません。装着角度が左右でズレてしまうと目の印象が大きく変わってしまい、これも不自然さを生んでしまいます。

    「はじめてつけまつげに挑戦する」という人の場合、付けた状態で人前に出るまでには数回以上の練習をしておいた方が良いでしょう。特に手先の器用さに不安がある人、ピンセット等を使った細かな作業が苦手という人の場合、つけまつげをうまく載せられるようになるまでに時間がかかることがあります。

    ●耐久性に欠ける

    つけまつげのグルー(接着剤)は皮膚と直接的に触れるものです。そのため万一の皮膚炎症等を防ぐために、つけまつげ用グルーには接着性の強い成分を使わないことが法律で定められています。つけまつげ用のグルー(つけまつげのり)に使われている成分は、絆創膏等に使われる成分に近いもの。そのため、以下のような場面ではグルーがゆるみ、剥がれやすくなります。

    ・水濡れ
    洗顔・入浴等の「お湯」に触れるのがもっとも剥がれやすいです。また海・プール等で水に濡れた場合でも肌との接触面がゆるみ、剥がれやすくなります。ウォータープルーフ型のつけまつげのりも販売されてはいますが、目尻・目頭まで完全に取れないような強力な接着性を確約するものではありません。

    ・汗/涙/目薬
    泣いたときや汗をたくさんかいた時にはグルーがゆるんでしまいやすいです。特に夏場に顔が汗ばみやすい人の場合や、目薬等をよく挿す人の場合、つけまつげが取れる可能性が高くなります。

    ・皮脂
    水分だけでなく皮脂でもグルーはゆるみます。オイリー肌の人等、皮膚の皮脂分泌が多い人の場合にはつけまつげがやや取れやすいと言えるでしょう。

    ・湿気
    直接的に水分が付着しなくても、空気中の水分量が多いとつけまつげが変形しやすく、剥がれやすい状態になります。雨の日や梅雨時の他、サウナ等に入った場合にもつけまつげが取れる可能性が高いです。

    ●ズレた時に目立つ・不快さがある

    つけまつげは軸に全ての人工毛が付いているので、軸が少しでもズレたり外れたりするとまつげ全体の多くの向きが変わってしまい、「取れている」という状態であることが目立ちやすいです。特に軸が黒いタイプの場合にはアイラインの形が変形してしまうため、ズレが特に目立ちやすくなります。

    また軸が取れて来る時には、目頭・目尻等の端のいずれかから剥がれてくることがほとんど。この軸の先端がまぶたの皮膚や粘膜を刺激し、チクチク感や痛みといった違和感を持つ人も多いです。

    ●自分に合った製品選びが難しい

    つけまつげをできるだけ自然に、なおかつ取れにくく付けるには、まぶたのカーブとつけまつげの軸のカーブができるだけ合っていることが大切です。つけまつげの軸の長さは自分の目の幅に合わせてカットすることが可能ではありますが、カーブ自体が目に沿っていないと非常に不自然に仕上がる上、すぐに取れてしまいます。

    特に100円等のプチプラ製品の場合、「軸」の部分のカーブの形が日本人の目の形に合っていなかったり、軸のプラスチック・ゴムの品質が硬く、まぶたになかなか上手に沿ってくれない傾向も見られるようです。自分のまぶたのカーブに合った製品をパッケージ外側からだけで判断するのはなかなか難しく、「これが合っている」という気に入った製品を見つけるまでに試行錯誤を繰り返す人も少なくありません。

    一見すると超低コスパに見えるつけまつげですが、自分に合った製品を見つけるまでには多少の投資が必要となると言えるでしょう。

    ●超ナチュラルメイク・すっぴんには不向き

    つけまつげの軸の部分を完全に目のキワに沿わせて装着するのは、前述のとおりかなり高度な技術を必要とします。どうしても自まつげとの馴染みが悪い部分があったり、目のラインとズレてしまう部分が生まれやすいのです。そのためつけまつげを使用している女性の多くが、つけま装着後にアイライナー・アイカラーで軸部分を埋めるように塗って、不自然さを目立たないようにカバーしています。

    またつけまつげを付けた後には、ビューラーで自まつげ・つけまつげをカールさせた後にマスカラを塗る人がほとんどです。これは自まつげとつけまつげが離れていると不自然さが目立ちやすい上、自まつげのカールが下がってくるとつけまつげばかりが浮いてしまうからというのが理由となっています。つまり「つけま」の不自然さを目立たないようにするには、アイライナー・アイカラー・マスカラは原則として必須というわけですね。

    しっかりメイクやいわゆる「盛った」メイクであれば、つけまつげの多少のズレ等も目立ちにくいですし、つけまつげでボリューム感が出た目元とのバランスも取りやすいです。しかし反対に素顔やナチュラルメイクの場合には、つけまつげの不自然さは目立ちやすくなります。

    また近年ではナチュラルメイク向きの軸(芯)が細いタイプのつけまつげも登場するようになりましたが、接着部分が少ない分、耐久性は更に弱くなりがちであるため、浮きやズレ等は生じやすいと考えた方が良いでしょう。

    ●朝のメイク時間は長くなる

    つけまつげをキレイに付けるには、前述のとおりつけまつげをまぶたに馴染ませるためのプロセスをきちんと行う必要があります。また「つけまつげだけが目立つ」という不自然さをカバーするには、アイライン・アイカラー・ビューラー・マスカラといったメイク工程も省けません。

    つまり朝のメイク時間を「つけまで短縮」というのは難しく、かえってメイク時間が長くなる可能性の方が高いです。つけまつげを付けるのに慣れれば多少時間は削れますが、いわゆる「時短メイク」をするのにはつけまつげはあまり向いていません。

    ●グルーやテープの成分が合わないとかぶれる

    つけまつげを付ける時には、まぶたの皮膚に直接的にグルー(接着剤)もしくはテープの成分が付着することになります。グルー(接着剤)には法的に規制された安全な成分が使用されていますが、肌質や体調等によっては成分が合わずに赤みや腫れ・痒みと言った炎症を起こす可能性も否定できません。特に敏感肌や化粧品等でかぶれやすい人の場合には注意が必要です。

    グルーを初めて使用する場合には、まずは二の腕の内側などでパッチテストを行い、48時間以上の放置をしてから赤み・痒み等の炎症が起きていないか必ず確認しましょう。またまぶたに付ける場合にも、まずは少量の使用でテストを行った方が安心です。

    ●取り外しの際にまつげ・皮膚への負担が大きい

    つけまつげの取り外しについては、メーカー側等からは「お湯等にグルー部分を浸し、しっかりとグルーをゆるませてから外す」という方式が推奨されています。しかし実際には、つけまつげを利用している人のうち90%近くが「手(指)でつけまつげを引っ張り、まぶたから外す」という方式を取っているというアンケート結果も出ており、「引張りはずし」が主力となっているのが現状です。これには「つけまつげを濡らさずに繰り返し使いたいから」「クレンジングをする前につけまを取りたいから」といった利便性・コスパ重視の使い方をする人が多いことが影響を及ぼしているのでしょう。

    ところがグルーの付いたつけまつげを物理的に引っ張って剥がす力は、実に25キロ以上の犬を引っ張る力と同量であるとも言われています。顔の皮膚は体の中でも皮膚の薄い場所なのですが、まぶたはその中でも更に薄く、頬の1/3程度、わずか0.1mmほどしかありません。そのため上記のような物理的負担が繰り返されると皮膚が伸びてしまい、まぶたのたるみやシワといった問題を引き起こすこともあります。

    まつげエクステのメリット・デメリットとは?

    まつ毛エクステ

    まつげエクステのメリット

    ●仕上がりがナチュラルで不自然さが無い

    まつげエクステではエクステンション(人工毛)を自まつげに一本一本付けていく方式を取っています。エクステンションは自まつげと同じように先が細くなっており、マスカラのような均一的な太さやバサバサ感は生まれません。またつけまつげのような「軸」が無いことから近くで見ても不自然さがなく、自まつげが伸びたかのようなナチュラルな仕上がりが特徴となっています。

    ●水・汗に強くプールや海もOK

    まつげエクステで使われるグルー(接着剤)は水濡れに対しての耐久性があり、洗顔等で顔を濡らしてもまつげが取れる心配がありません。プールや海といったアウトドアはもちろん、温泉等でも常にキレイなまつげを維持しておくことができます。

    また汗にも比較的強いので、汗をかきやすい夏場やジム・サウナといったシーンでも目元がはっきりとした状態のままで居られるのも魅力です。

    ●ボリューム感・カール感・長さを選べる

    まつげエクステでは、太さは0.1mm~0.28mmまで、長さは6mm~15mmまでのものが用意されています。またナチュラルなカーブ感のある「Jカール」、ビューラーでカールさせたかのように見える「Cカール」等、カール感の異なるエクステを使うことで目元を異なる印象にデザインすることも可能です。

    長さやボリューム感のあるエクステで華やかな目元にすることもできれば、ナチュラルで上品な仕上がりの目元を作ることもできます。

    ●朝のメイク時間を大幅短縮

    まつげエクステを行えば、ビューラーやマスカラ等で「まつげメイク」を更に足す必要がありません。またボリューム感のあるエクステで目元を強調しておけば自然に目力がアップするため、シンプルメイク・ナチュラルメイクでも「お出かけ顔」を作ることができます。

    ビューラー・マスカラ・つけまつげ等、「まつげメイク」にかかる時間はメイク時間の50%近くを占めているとも言われているそうです。朝のメイク時間を少しでも短くしたい人、カンタンメイクでもきちんとした感じを出したい人にとって、まつげエクステはとても助かる存在となってくれるでしょう。

    ●ビューラーによる負担がなくなる

    ビューラーでまつげをカールさせる時にかかる負担は、1年で換算すると「まつげで170キロの重さのモノを持ち上げる」という力に等しいと言われています。
    また替えゴムが古い場合や、一度でカールを行おうと強く引っ張った場合の負担は更に大きくなってしまうことに。このような負担が毎日積み重なることで、途中で切れた「切れまつげ」や、まつげが細く弱くなった状態を生んでしまうのです。

    まつげエクステでカールのあるまつげを手に入れれば、毎日ビューラーで無理にまつげを押し上げる必要はなくなります。まつげやまぶたに対して物理的な「引っ張る・曲げる」という負荷をかけなくなり、まつげや目の周辺の皮膚にダメージが蓄積するのを防げます。

    まつげエクステのデメリット

    ●コストがかかる

    まつげエクステは美容師資格を持った専用資格者(アイリスト)のみが行える美容技術です。
    そのためまつげエクステを受けるには、アイリストの所属するまつげエクステ専用サロン、もしくはマツエクサービスのあるヘアサロン等に行く必要があります。

    装着代金はサロンや装着する本数・マツエクの材質によっても異なりますが、60本~80本の装着で平均3,000円~5,000円程度です。またリペア(付け直し)、リムーブ/オフ(取り外し)の際にもそれぞれ料金が発生します。

    リペアは取れそうな部分・曲がっている部分等のみのエクステの付け替えを行うため、全面的な装着を行うよりも比較的割安な料金でマツエクをキレイな状態にキープすることができます。また取り外しを行うリムーブ(オフ)については、全面付け替えの場合リムーブ代を無料とするサロンも多いです。とは言え、定期的に装着料・付け替え料が発生するわけですから、「つけまつげ」に比較するとコストがややかかると考えた方が良いでしょう。

    ●サロンに通う手間・時間がかかる

    まつげエクステの維持期間は、平均3週間~4週間となっています。おおよそ1ヶ月に1回あたりの割合でまつげエクステサロン・ヘアサロンに通う必要が出てくるわけです。

    まつげエクステの装着時間は、両目で平均1時間~1時間30分程度かかります。(リペアの場合、装着時間がやや短縮されることもあります)これに事前のカウンセリング等の時間も加わりますので、サロンに居る時間は2時間程度を見込んでおいた方が良いでしょう。

    特に「家の近くにまつげエクステサロンが無い」という人の場合にはサロンまで通う時間が加わりますので、美容にかかる時間がやや取られることになります。

    ●エクステのケア対策が必要

    まつげエクステに使われるグルー(接着剤)はつけまつげのものに比べて強度があるものの、油脂(油分)にはあまり強くありません。そのためメイク落とし(クレンジング)の際にはオイルクレンジングを避ける等、油脂成分がまぶた・まつげに付着しないような習慣を付ける必要があります。

    またエクステによって長さ・ボリューム感が出た分、まつげは絡まったり歪んだりしやすくなっています。絡まりに抜け・歪み等を防止するために、目元を擦る・乱暴に顔を拭くといった習慣を避けることも大切です。

    上記のような注意点はマツエク装着時にサロンでも説明されますが、「ちょっとくらいなら大丈夫」と油断をしたことで「一気にマツエクが落ちてしまった」と失敗をするケースも散見されています。

    ●自まつげの状態によってはデザインに制限あり

    まつげエクステは自まつげの根元(毛根部から1.5mm~2mm程度離れた場所)に一本ずつエクステンションを装着していく美容施術です。そのため自まつげが細かったり短かったりする場合、長く太さのある重みのあるエクステやカールの強いエクステだと、エクステを付けても取れやすかったり、まつげの負担となってしまうことがあります。

    「カールの強い長めのエクステで、ボリューム感をたっぷり出したい」という希望があった場合でも、自まつげの状態によっては希望通りのデザインが難しいこともあるのです。また自まつげが極端に短い場合、グルー(接着剤)が目に混入してしまう可能性が高くなることから、サロンによっては「施術ができない」と判断されるケースもあります。

    ●信頼できるサロンを選ぶ必要がある

    まつげエクステを装着するために使うグルー(接着剤)には強い成分が入っており、万一目に混入をすると結膜炎等の目の炎症を起こす可能性もあります。またまつげエクステの根本が浮いたりズレたりすることでまぶたの皮膚が刺激され、そこから雑菌が入り込んで目の炎症が起きるケースもあるようです。

    このようなまつげエクステによる目のトラブルの原因の多くは、エクステを行うアイリスト(施術者)の技術の低さ・経験の少なさ等が影響をしていることがほとんどです。料金の安さや「つけ放題」といった気楽さだけでサロンを選ばず、実績のあるアイリストが所属するサロンをきちんと選ぶ必要があります。

    どちらを選ぶ?つけまつげとまつげエクステ

    上記のように、つけまつげとまつげエクステにはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。「どちらが良いんだろう??」と迷ってしまったら、自分のライフスタイルやメイクのスタイル等と照らし合わせて、向いている方を選んでみると良いでしょう。

    つけまつげに向いている人とは?

    1)オンとオフではファッション・メイクが大きく違う
    2)メイクはガッツリ・しっかりタイプ
    3)職場で人と顔を近づけることは少ない
    4)恋人や友人にすっぴんを見せることはほぼ無い
    5)どちらかというとインドア派
    6)メイクに手間がかかってもOK
    7)手先が器用だと思う

    特にパーティー等のイベントで「単発」としてまつげにボリューム感を出したい時には、「その日限り」の使い方ができるつけまつげは向いています。ただしボリューム感のあるつけまつげ程、付け方にもコツが居るので練習は必須。「上手に付けるのが本当に苦手」という人は、マツエクでボリューム感を強調したデザインを選んだ方が良いかもしれません。またマツエクをしばらくお休みしたい時に、「つけまつげ」でしばらくカバーをするという人も多いです。

    まつげエクステに向いている人とは?

    1)すっぴんでも顔立ちをハッキリと見せたい
    2)アウトドアや温泉、スポーツ等によく行く
    3)恋人や友人と旅行に行くことが多い
    4)職場でもナチュラルに目元を強調したい
    5)メイクに手間をかけたくない、時短メイクをしたい
    6)メイク等の細かい作業をするのが苦手
    7)男性からの好感度を上げたい

    一度装着すれば24時間いつでも長いまつげをキープできるまつげエクステは、特に素顔やナチュラルメイクの状態でも目元のキレイさを強調したい人に向いています。不自然さのない目元が生まれるまつげエクステであれば、お客様や恋人から間近で顔を見られても「自まつげが長い」と思われる可能性大。目元に自然な女性らしさが生まれるため、男性からの好感度がアップすることも期待できます。

    おわりに

    「つけまつげ」と「まつげエクステ」は一見とても似ているような存在ですが、そのメリット・デメリットには大きな違いが見られますね。つけまつげにもまつげエクステにも一長一短の部分があるので、必ずしも「こちらが良い!」とは言い切れないところがあります。今までのメイクのスタイルや日々の生活スタイルなどに合った方を選んで、あなたの毎日にピッタリ来るまつげメイクを楽しんでみましょう!

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