「ナチュラルにまつ毛を長くできる」ということで、大人気のまつげエクステ。でも最近では、「眉毛」のエクステもあるって知っていましたか?「眉毛が薄くて、すっぴんになると顔が怖い」「男だから、眉毛を描くのはちょっと…」と悩んでいる人達からも、眉毛エクステは人気の方法なんです。
今回は眉毛エクステ・眉エクについて、よくある疑問を解説していきます。
目次
眉毛エクステ・眉エクとは?どんなやり方?
「眉毛エクステ(眉エク)」とは、元々の眉毛にエクステンション(人工毛)を付けて眉毛を濃く・長く見せる美容施術のこと。眉が薄いゲルマン系が多いイギリスの美容シーンで生まれ、アメリカに伝わってからは都市部を中心に大人気となっています。
眉毛エクステのやり方や仕組みは、基本的には「まつげエクステ」と同じ。原則としては自眉毛の根元(皮膚から1~2mm程度離れた箇所)に専用のグルー(接着剤)を塗り、エクステを一本ずつ付けていく方式です。個人によって異なる眉毛の色味・細さ等に合わせてエクステを選び付けていくので、元々の眉毛がキレイに生えているような自然な仕上がりになるのが魅力となっています。
眉毛エクステをするメリットは?どんな人にオススメ?
眉エクなら仕上がりがナチュラルで立体的
いくらアイブローペンシルやアイブロウパウダーで眉を書いても、横から見るとのっぺり顔…と悩んでいる人も多いはず。また男性の場合、眉を書いてしまうと女性的に見えたり、いわゆる「ヤンキー風」に見えてしまうこともありますよね。自毛に一本ずつエクステを足していく「眉毛エクステ」なら、仕上がりはナチュラルで立体的。横から見ても眉毛が普通に生えているような「バレない仕上がり」が期待できます。そのため、眉毛エクステは以下のような人におすすめです。
・眉毛が元々細い人
・眉毛の形が左右非対称な人
・眉毛の一部が薄くなっている人
・添ったり抜いたりしているうちに眉毛が少なくなってしまった人
すっぴん顔でも安心!旅行やお泊りデートにも
眉毛エクステで使われるグルー(接着剤)は、乾燥すれば水に溶けにくくなるという性質を持っています。そのためメイクのように洗顔や入浴で落ちず、「すっぴん顔」でも眉毛がある状態をキープできるんです。そのため「普段は剃って眉毛を書いている」という人でも、以下のようなシーンで眉エクを使うことが多いんですよ。
・友達や恋人との旅行に行く人
・お泊りデートに行く人
・日帰り温泉等のレジャーに行く人 等
眉エクは時短メイクにもピッタリ
女性の場合、近場にすっぴんで外に出る場合でも「眉毛だけは描く」という人も多いはず。また「どんなに時短メイクしようと思っても、眉毛を描くのに時間がかかってしまう…」と困っている人もいるのではないでしょうか。眉毛エクステをすれば、朝に一々眉毛をキッチリと描く必要もありません。またキレイに眉毛を整えることで、薄いメイクでも顔立ちがハッキリ見えるんですよ。
・朝の身支度を短縮させたい人
・できるだけメイクをしたくない人
・ナチュラルメイクでも顔をハッキリさせたい人
・メイクテクニックに自信が無い人 等
ベストな眉毛の形で好印象に
眉毛は顔の印象を大きく左右するポイント。プロのアイリストに理想的な眉毛を作って貰えば、顔立ちもハッキリ明るく見えます。久しぶりに多くの人に会う時や、「ここぞ!」というシーンにピッタリなんです。
・結婚式に出る人
・同窓会・謝恩会等のパーティーに出る人
・就職活動の写真撮影をする・面接を受ける人
・合コンに行く人
・成人式・卒業式等の式典に出る人 等
眉毛エクステのデメリット・欠点はある?
眉毛エクステサロンが少ない
眉毛エクステサロンは、銀座・渋谷・恵比寿・池袋といった東京エリアや大阪エリアでは徐々に増えているのですが、まだ全国的には数が少ないのが現状です。お近くに眉毛エクステサロン、もしくは眉毛メニュー(アイブロウメニュー)があるまつエクサロンが無い場合、遠くまで足を伸ばす必要が出てきます。
眉毛エクステは値段が高い?
眉毛エクステは実施している店舗数・施術者数が総じて少なく、更により専門的で高度な技術が必要とされるため、「まつげエクステ(まつエク)」に比べて料金の値段が高い傾向にあります。費用がかかるのがネックですね。
眉毛エクステはモチが悪い?
最大の欠点とも言われているのが、眉毛エクステのモチの短さです。まつエクの場合ですとモチは平均3週間~4週間となっていますが、眉毛エクステ・眉エクの場合、モチは1週間~2週間、平均10日間前後となっています。
眉毛エクステはセルフではできない?
眉エクサロンだと高い、何度も行かなくてはならない…費用がかかるのを解消するため、「眉毛エクステをセルフでやりたい」と思う人も多いはず。でも残念ながら、眉毛エクステはセルフではできないのが現状です。
そもそも「まつエク」とは異なり、眉毛エクステはセルフ用キットが販売されていません。また眉毛はまつ毛より更に形・生える向きといった個人差が大きいので、自然に付けるためには高度な技術が必要なんです。素人が無理に付けると、とんでもない不自然眉毛になる可能性大。セルフ眉エクは、現在は諦めておいた方が良いでしょう。
眉エクをしたら眉毛メイクはできない?
眉毛エクステは摩擦に弱いため、眉エク後には眉マスカラ・先端の硬いアイブロウライナー等で眉毛メイクをすることができません。眉のカラーを変えたい場合には、事前に眉のカラーリングをしておく必要があります。
眉エクで眉毛が傷む?
眉毛エクステは自毛の根元にエクステンションを付けるため、その重さが眉毛の負担となることもあります。非常い細い眉毛・傷みやすい毛質の場合、眉毛が傷んでしまう可能性も。眉毛の状態をよくチェックしてから施術に入ってくれる、丁寧な対応のサロンを選ぶことが大切です。
眉毛エクステサロンでメンズサロンはある?
眉毛エクステサロンのうち、メンズ専用の眉毛サロンはほぼ無い状態です。ただ眉毛エクステ専門サロンの場合、メンズ対応を行っているサロンがほとんど。来客者のうち70%近くが男性という眉毛サロンもあります。
本数は?値段は?眉毛エクステのよくある疑問
眉毛エクステで付ける本数はどれくらい?
眉毛エクステで付ける本数は、平均的に見ると以下のようになっています。
・一部の薄さをカバーしたい場合:30本~40本
・左右の量を調整したい場合:40本~50本
・全体的に自然に増量したい場合:50本~80本
・しっかりした眉毛に見せたい場合:80本~100本
ただし眉毛エクステで付ける本数は現在の眉毛の状態・なりたい眉毛の形等によっても異なってくるので、まずは初回カウンセリングでよく相談をされることをおすすめします。
眉毛エクステの値段の相場はどれくらい?
眉毛エクステサロンの料金は店舗によってかなり異なるため、平均価格を出すのがかなり難しいところ。あくまでも参考情報ですが、料金相場は以下のようになっています。
【本数システムの場合】
・30本 4,000円~4,500円
・50本 5,000円~6,000円
・80本 7,000円~9,000円
・100本 10,000~12,000円
【付け放題・時間定額制の場合】
・60分 6,000~7,000円
・90分 8,000円~9,000円
本数システムの場合、一本あたりは概ね100円~というところ。付ける本数が多い場合には付け放題の方がオトクとなりやすいですが、少量のエクステの場合であれば本数システムの方が安上がりとなることもあります。
眉毛のない部分も眉エクできる?
眉毛エクステは「自毛の根元にエクステを付ける」という方式を取っているため、基本的には眉毛の無い部分(皮膚部分)にエクステを付けることはできません。
ただし最近では、皮膚に接触できる低刺激のグルーを使用して眉の無い部分にエクステを付けられる技術を提供している眉毛エクステサロンも登場しています。店舗は限られますが「どうしても眉の無い部分を増やしたい」という時にはこのような技術を持った店舗を探してみると良いでしょう。なお、接着力の強いグルーを皮膚に直接付けるので、刺激はゼロというわけではありません。パッチテスト・アレルギー対応等にしっかりと取り組んでいる、実績ある眉毛エクステサロンを選ぶことが大切です。
眉毛エクステの時間はどれくらい?
眉エクにかかる時間(施術時間)は、概ね60分~120分(2時間)程度です。ただし施術時間はエクステの本数によっても異なります。また初回にはカウンセリングを行うため、総計でサロンに居る時間が3時間弱程度となることもあります。
眉毛エクステで失敗しないためには?
眉毛エクステサロンに行く前~来店時の注意ポイント
●眉エク前2週間は眉毛を抜かない!
眉毛エクステは自毛にエクステを付ける方式であるため、必要とする部分の眉毛が剃られていたり抜かれていたりすると、エクステが付けられなくなってしまいます。また直前に眉を剃って皮膚がデリケートな状態になっていると、グルーの成分が刺激となって肌荒れの原因となることも。眉エク前には理想は2週間・最低でも1週間は眉毛のカット・剃る・抜くといったお手入れはお休みしてください。
●カラーをするなら眉エク前に
前述のとおり、眉エクをするとその後には眉マスカラが使えなくなります。「眉毛の色をヘアカラーに合わせて変えておきたい」「眉の色を薄くしておきたい」という場合には、あらかじめヘアサロン等で眉カラーをしておきましょう。
●サロン入店時には「すっぴん」がベスト
眉毛エクステのグルーの大敵となるのが、ファンデーション・下地・UV化粧品等のメイクアップ用品に含まれる「油分」。そのためエクステ装着時には、眉毛周辺のメイクは全てキレイにクレンジングします。来店時にメイクをしていてもクレンジングは行って貰えますが、できれば「すっぴん」でいくのが理想的です。
というのも、詳しくは後述しますが、施術当日にはできたら顔を洗わない方が眉エクステには良いんです。「どうしてもすっぴんは抵抗がある」という場合には、クレンジングをしやすい軽めのメイクにしておくと良いでしょう。
●イベント当日の予約は避けた方が無難
これも詳しくは下の「注意ポイント」で解説しますが、施術当日はエクステの装着(グルーの乾燥)がかなり不安定な状態です。大きく顔を動かしたり、汗をかいたり、何度も着替えたりといったほんの少しの刺激や摩擦で、眉エクステが外れてしまうことも考えられます。できればイベントの当日に眉エクステの施術をするのは避けることをおすすめします。
眉毛エクステ施術後の注意ポイント
●眉エク当日は洗顔・入浴NG!
眉毛エクステのグルーが完全に乾燥するまでには、7時間~8時間程度かかります。例えば午後5時に眉エクの施術が終わった場合、グルーがきちんと固定されるのは夜の12時過ぎ頃になるというわけです。
乾燥前のグルーはまだ水に溶けやすく、洗顔等で顔を濡らすと一気に眉エクが落ちてしまうこともあります。また顔を濡らさなくても、お風呂の湯気等でグルーがゆるむことも。眉エクをした当日は、洗顔・入浴を避けた方が安心です。メーキャップをどうしても落としたいという場合には、シートタイプのクレンジング剤等を使用し、眉周りを避けてメイクを落とすようにしましょう。
●洗顔中・洗顔後には要注意
翌日からの洗顔でも、眉毛付近をゴシゴシと洗うのはNG。シャワーを直接顔に当てるのも、水圧によってエクステが落ちる原因となります。また洗顔後に顔を拭く時にも、タオルで顔をこすらないようにしましょう。そっとタオルをあてて、水分を吸い取るようにしてください。
●クレンジングオイルは使わない
眉毛エクステのグルーは、油分がとても苦手です。メイク落としをする時には、クレンジングオイル・油分の多いクレンジングクリームを使用するのは止めましょう。油分が少ないクレンジングジェル、もしくはクレンジングリキッドを使います。
●メガネ・サングラスに注意
大きなフレームのメガネやサングラスだと、フレームが眉毛を刺激することも。またメガネを上に押し上げるクセがある人の場合、頻繁にフレームが眉毛に触れていることもあります。擦れる・押されるという刺激にグルーは強く無いので、まつエク装着後にはできるだけ目の上部に触れにくいフレームを選ぶか、コンタクトレンズを使用した方が良いでしょう。
●眉メイクはアイブロウパウダーで
「どうしても眉メイクをしたい」という場合には、摩擦の少ないアイブロウパウダーを使います。チップを使う時には強く押さないように、ふんわりとパウダーを載せるようにしましょう。
●前髪アレンジに工夫して
常に前髪が眉毛に当たるようなヘアスタイルだと、眉毛エクステに負担がかかりやすいです。おでこを出す・短め前髪にカットする等、髪が当たりにくいヘアスタイルにされることをおすすめします。
●うつぶせ寝をやめる
枕やシーツに顔を押し付ける「うつぶせ寝」は、摩擦で眉毛エクステが外れる原因のひとつ。またエクステの向きが曲がって、見た目が悪くなってしまうこともあります。エクステ装着中は仰向けに眠ることを心がけましょう。
●スポーツ・アウトドアは避ける
眉エクはまつエクに比べて装着力が弱く、落ちやすい傾向にあります。油分が混じった汗を大量にかいたことで、眉エクが外れてしまいやすくなる可能性もあるんです。真夏のアウトドア、激しいスポーツと言った「汗をたっぷりかくシーン」には、眉エクはあまり適していません。装着中はアウトドア・スポーツ系のレジャーは避けた方が無難です。
自宅で簡単リアルアイブロウ【つけまゆ】とは
まるで眉毛エクステ、クリアジェルにリアルな極細ブラックファイバーが入っていて、描くより自然なナチュラル眉毛になり顔の印象が変わります。
ブランド名 | プロイデア |
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商品名 | リアルアイブロウゆけまゆ(A) |
カラー | ブラック |
内容量 | 4ℊ |
付属品 | ピンセット、筆 |
商品サイズ | 約30×25mm |
生産国 | 日本 |
企画デザイン | 日本 |
おわりに
眉毛エクステ・眉エクのメリットやデメリット、注意点等のポイントはいかがでしたか?眉エクの基本的な理論はまつげエクステと同じなのですが、眉エクの方がより高度でデリケートな技術となっています。眉エク独自の特徴を理解して、うまく眉エクを使いこなしていきたいですね。