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鼻水や目のかゆみ…もしかしてマツエクアレルギー?原因や対処法を解説!

    「ナチュラルに大きな目が作れる」「メイクの時短ができる」ということで大人気のまつげエクステ(マツエク)。でも最近では、まつげエクステのアレルギー・マツエクアレルギーの問題に悩まされている人も増えているようです。マツエクでアレルギーが出るって、どういうことなんでしょうか?今回はまつエクアレルギーの症状やその原因、対処法等について詳しく解説していきます。

    これはマツエクアレルギー?まつげエクステアレルギーの主な症状

    「アレルギー」とは、体内に入ってきた悪い物質を攻撃する「免疫機能」が異常になってしまい、本来なら問題が無い成分で免疫反応が出てしまう過敏症のこと。「花粉症」「ハウスダストアレルギー」「動物アレルギー」を聞いたことがある人も多いと思いますが、まつげエクステアレルギーもこれらと同じ「アレルギー反応」なんです。

    アレルギーは主に原因物質(アレルゲン)と接触をした箇所で症状が起こります。また直接接触をしていなくても、粘膜等の弱い箇所でアレルギー反応が激しく出る場合もあります。例えば花粉症の場合だと、鼻・目・喉等の他、咳が出るという人もいますし、花粉が付いた肌が乾燥したり、皮膚炎のようになる人もいます。これと同じで、まつげエクステアレルギーでも様々な症状が出ることがあるんです。

    くしゃみ・鼻水が出る

    意外と多いのが、マツエクアレルギーによる鼻水の症状です。人によってはくしゃみが出ることもあります。アレルギーの場合、鼻水は風邪の時とは異なり、サラサラと流れ落ちるようなタイプであることが多いです。花粉症の場合と似ています。

    目がかゆい・チクチクする

    マツエクのアレルギー反応の前兆としては、目のかゆみやチクチク感といったものもよく出ます。ただ「チクチク感」はマツエクの付け方(角度や長さ)等によってまぶたや眼球が刺激されて起こることもあるので、一概に「絶対にマツエクアレルギー」と言い切れるわけではありません。とは言え違和感がある場合には「要注意」と考えた方が良いでしょう。なおマツエクアレルギーの症状は片目だけに強く出ることもあります。

    目が開きにくい・目やにが出る

    朝起きた時に目を開けようとするとまぶたが開きづらい、朝に鏡を見ると目のまわりに目やにが目立つ…このような症状が出た場合にも、マツエクアレルギーによる眼球の炎症が起こっている可能性があります。

    目がしみる・涙目になる

    涙が止まらない、目がしみて潤んだようになってしまう…この症状が出ていたらマツエクアレルギーもしくは別の原因による眼球の炎症が起こっている可能性大です。いずれにしても早めに対処をする必要があります。

    目が赤い

    眼球やまぶたの裏が赤く充血している状態です。マツエクアレルギーによるアレルギー性結膜炎の他、まつげエクステの刺激による角膜炎等の可能性が疑われます。

    まぶたが赤い・まぶたが乾燥する

    アレルゲンによる反応で、まぶたの皮膚に炎症が起こっている可能性があります。「いつもより皮膚がカサカサしている」「アイシャドウがうまく乗らない」と感じたら要注意です。

    まぶたが腫れぼったい・二重が取れる

    マツエクアレルギーによる皮膚の炎症が激しい場合、まぶたの皮膚が腫れてしまうことがあります。腫れが激しい場合、二重がなくなったように見えたり、むくんだように目が小さく見えることも。まぶたの皮膚が熱っぽく感じられる場合も、腫れが起こる前兆である場合があります。

    咳が出る・ゼイゼイする

    マツエク等によるアレルギー反応では、喉(のど)・気管支に症状が出ることもあります。軽い場合ですと喉にかゆみを感じる、イガイガとした違和感がある等。重い場合ですと咳が出たり、呼吸がゼイゼイ・ヒューヒューと喘息のような症状が出るケースも見られます。

    まつげエクステアレルギーに限らず、アレルギー反応の出る箇所・反応の重さには個人差があります。例えば「目には全く症状が出ないのに鼻には出る」という人も居れば、「喉だけに激しく出る」という人もいるわけです。

     

    どうしてアレルギーが出るの?まつエクアレルギーの原因

    まつげエクステによってアレルギーや炎症が起こる理由としては、いくつかの原因が考えられます。

    グルーの成分によるマツエクアレルギー(グルーアレルギー)

    最も多い原因と考えられているのが、まつエクを付ける接着剤(グルー)の成分によるアレルギー反応です。

    1)ホルムアルデヒド
    グルーには揮発(きはつ)時にホルムアルデヒドを発生させるものがあります。まつエク施術後に揮発が完全に済んでしまえばホルムアルデヒドは空気中に飛び散ってしまうので、眼球や皮膚等に成分が残ることはありません。でも涙・目薬といった水分に反応をすることでグルーのホルムアルデヒドが飛散せずに残ってしまい、アレルギーの原因となることがあります。

    2)エチルシアノアクリレート/ブチルシアノクリレート
    「エチルシアノアクリレート」や「ブチルシアノクリレート」は、まつエクをくっつけるための接着成分です。これらはいずれも医療用等にも使用される成分で、皮膚への刺激は比較的少ないと言われていますが、皮膚刺激が完全にゼロというわけではありません。

    3)カーボン成分
    カーボンとは元々「炭素(炭)」を原料として作られた黒色系の色を出すための発色成分で、アイライナーやマスカラといった化粧品にも使われることがあります。シアノアクリレート等は元々透明なのでグルーは透明色なのですが、黒色にするとまつげが太く見えますし、アイライン効果も上がります。そのためカーボン成分を配合した黒いグルーも販売されているのです。人によっては、このカーボンでアレルギー反応が出ることもあります。

    4)樹脂成分
    グルーの粘度を上げ、乾燥後にしっかりと固めるための「樹脂」の成分でもアレルギー反応が起こる報告がなれています。

    まつげエクステは「まつげの根元1mm~2mm」という箇所に付けるものなので、通常であれば上記のようなグルーの成分が目や肌に直接付くことはありません。でも乾燥が十分でない状態で涙や汗・洗顔等をしたこと等で成分が溶けだしたり、乾燥までに気化した成分が刺激となってしまうこともあります。

    ツイーザーによる皮膚炎症(金属アレルギー等)

    通常の場合、まつエクを付けるツイーザー(ピンセット)がお客様の皮膚に直接接触するということはありません。先端が尖ったツイーザーがデリケートなまぶたの皮膚に触れないよう、アイリストは慎重に施術を行っています。

    でも最近では「格安料金」「つけ放題」等だけをウリにした粗悪なまつエクサロン、有資格者が居ない違法サロン等が少なくありません。アイリストの技術力が低く、ツイーザーでまぶたを傷つけられたり、皮膚とツイーザーの金属が触れたことで金属アレルギーを起こしたというケースも見られています。

     

    1回マツエクして大丈夫なら、まつエクアレルギーにはならない?

    まつげエクステのアレルギーについて最も多い誤解が、「今までマツエクをしても大丈夫だったから、自分はマツエクアレルギーではない」というもの。実はこれ、まったく違うんです。

    「子供の頃は平気だったのに、大人になったら花粉症になった」という人、周りに居ませんか?アレルギーの原因はまだ完全には解明されていませんが、アレルゲン(原因物質)に対する許容量を越えてしまうと発症すると言われています。

    許容量のことはよく「コップ」で例えられます。アレルゲン(原因物質)との接触が、1滴ずつ溜まっていく水です。コップに水が溜まりきっていない状態(原因物質との接触回数が少ない状態)であれば、アレルギー反応は出ません。でもコップに少しずつ水が溜まって溢れてしまったら、今まで大丈夫だったアレルゲンでもアレルギー反応が出てしまうんです。

    この「コップ」の大きさは、人によって異なります。水が溜まり続けても一生溢れないくらい大きいコップを持っている人もいれば、水が溢れやすい小さなコップの人(=アレルギーが起きやすい人)も居るわけですね。また体調や生活習慣等によっても、このコップの状態は変わってくると考えられています。「何度もマツエクをしてきて大丈夫だった」という人でも、ある日突然マツエクアレルギーになるという可能性は十分にあるのです。

     

    まつエクアレルギーが不安…アレルギーにならないための予防法は?

    マツエクアレルギーが出ないようにするには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

    パッチテストを受けられるマツエクサロンを選ぶ

    グルーの成分によるマツエクアレルギーが起きないかを確認するには、パッチテストを受けることが大切。現在ではパッチテストを行うサロンも増えていますし、中には無料で事前のパッチテストサービスを行っている店舗もあります。パッチテストは24時間~48時間以上の原因成分との皮膚接触でアレルギー反応が出ないかどうかを調べるものなので、できれば施術の2~3日前にはパッチテストを受けておくのが理想的です。

    マツエクアレルギー対応サロンを選ぶ

    マツエクアレルギー対応サロンではアレルギーを起こしにくい低刺激のグルーを使用したり、事前に成分表示をしっかりと確認し、カウンセリング等でも細かく説明を行ってくれます。マツエクアレルギーに対応するサロンは、東京・大阪といった都市部を中心に増加中です。まつエクサロン選びの際には、まつエクアレルギーに対応しているかどうかをチェックしておきましょう。

    体調の悪い日のマツエク施術を避ける

    グルー(接着剤)の成分が揮発するといった刺激を最も受けやすいのは、施術の当日です。体調の悪い時等に無理をしてマツエクを行うと、通常であれば炎症が起こらない人でも反応が出てしまうことがあります。具合が悪い時には無理をせず、施術の日程を延ばすようにしましょう。

    生理中・生理前後のまつエク施術を避ける

    生理中・生理前後は女性ホルモンのバランスが崩れるため、まぶた・顔等の皮膚がとてもデリケートな状態になります。通常であれば問題の無い刺激でも腫れ・痒み等の原因となることがあるので、生理中・生理前後のまつげエクステ施術は避けた方が無難です。

     

    マツエクアレルギーが治らない!対処法はどうしたらいい?

    「まつエクをしてから、目にずっと違和感がある」「風邪でも無いのに鼻水が止まらない…」前述したマツエクアレルギーの症状を感じたら、どうしたら良いのでしょうか。

    まずはマツエクサロンに相談を

    マツエクアレルギーの症状は、アレルゲンとの接触が続く限り症状が治まらないことがほとんど。痛み・腫れ・かゆみといった何らかの違和感がある場合、残念ですが一度リムーブ(取り外し)を行ってもらった方が安心です。なお目のチクチク感といった違和感の原因が、付けたエクステの角度・長さが適切でないために起こっていることもあります。いきなりリムーブ依頼をするよりも、エクステの状態を一度見て貰うよう相談してみてください。まつエクの角度・長さ等に問題が無いのに目に違和感が出る場合にはアレルギーの可能性が高いので、リムーブをお願いしましょう。また、できれば使用したグルーの成分確認・使用したグルーの名称等を確認させて貰うことをおすすめします。

    【症状が酷い場合は「アレルギー対応サロン」へ相談】
    目の腫れ・痛み・充血といった症状が激しい場合、リムーブ時に使われるリムーバー液の成分が刺激となり、アレルギー症状が更に深刻となってしまう恐れがあります。鼻水・咳・喘息・目の強い痛みといったアレルギーと思われる症状が重い場合には、低刺激のリムーバーを使用するアレルギー対応のまつエクサロンでのリムーブをお願いした方が安心です。

    眼科・アレルギー科を受診

    リムーブをしても目や鼻の症状が治まらない、充血が消えない…このような場合、アレルギー等による炎症が重症化している可能性があります。目の違和感の場合には眼科、鼻水・咳等の症状が強い場合にはアレルギー科を受診し、専門医の診断を受けましょう。受診時にはまつエクを行った日にち、コンタクト使用有無、症状の出方といった点を医師に伝えて、正しい原因を突き止められるようにすることが大切です。

    まつエクアレルギーが出たらもうマツエクはできない?

    マツエクアレルギーで再度マツエクができるかどうかは、症状の重さ等によっても異なるため一概には言えません。ただ症状が比較的軽かった方の場合、数ヶ月間のお休みを取ることで再度マツエクができることもあります。ただその場合には、マツエクアレルギーに対応したマツエクサロンを必ず選ぶことが大切。アレルギー反応が出た経験等を伝えて、十分なカウンセリングを受けるようにしましょう。

     

    おわりに

    マツエクアレルギーは自己判断の対処法では症状を収めることができません。リムーブをせずにクレンジングオイル等でマツエクを落とした結果、グルーの成分が残っていて症状が悪化したり、市販薬でごまかした結果症状が劇症化してしまうケースも見られています。「この程度なら大丈夫」といった自己判断をせず、早めに専門家に相談をしましょう。

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